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エラー: キー名が無効です。 | レジストリ参照





作成日:2020/11/17


reg query コマンドでレジストリ値を取得しようとしたところ"エラー: キー名が無効です。"エラーが発生しました。
この場合、参照しようとしたキー名が存在するか確認してください。
次の例ではキー名とは"HKL\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0"の部分です。

ここでは"HKLM" と記載する部分を誤って"HKL"と記載しているため、構文エラーが発生してしまっています。

【間違い】

reg query HKL\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0 /v Identifier


c:\>reg query HKL\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0 /v Identifier
エラー: キー名が無効です。
"REG QUERY /?" と入力すると使用法が表示されます。

【正しい】

reg query HKLM\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0 /v Identifier


c:\>reg query HKLM\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0 /v Identifier

HKEY_LOCAL_MACHINE\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0
Identifier REG_SZ Intel64 Family 6 Model 142 Stepping 9


サンプルコード

以下は Windows 10 環境における正常実行可能なサンプルコードです。

次の例はレジストリから IE (Internet Explorer) のバージョンを調べています。 req query コマンドで取得しています。
サンプルコード:

reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer" /v svcVersion

実行結果:


c:\>reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer" /v svcVersion

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer
svcVersion REG_SZ 11.1139.18362.0




以下のサンプルは管理共有の設定をレジストリ値から取得しています。
サンプルコード:

reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanServer\Parameters /v AutoShareWks

実行結果:


c:\>reg query HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanServer\Parameters /v AutoShareWks

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanServer\Parameters
AutoShareWks REG_DWORD 0x0




以下は reg コマンドの書式です。
サンプルコード:

reg query /?

実行結果:


REG QUERY キー名 [/v [値名] | /ve] [/s]
[/f データ [/k] [/d] [/c] [/e]] [/t 種類] [/z] [/se セパレーター]
[/reg:32 | /reg:64]

キー名 [\\コンピューター\]完全キー
コンピューター リモート コンピューター名 - 省略した場合、現在の
コンピューターが既定として使われます。HKLM と HKU
のみリモート コンピューターで利用できます。
完全キー ルートキー\サブキー名の形式
ルートキー [ HKLM | HKCU | HKCR | HKU | HKCC ]
サブキー 選択したルートキーの下のレジストリ キーの完全な名前

/v 指定されたレジストリ キーの値を照会します。
省略した場合、キーの値をすべて照会します。

このスイッチの引数は、/f スイッチを指定するときのみのオプションです。
これは、値名を照会するためにのみ指定します。

/ve 既定の値、または空の値名 (既定) を照会します。

/s dir /s のようにサブキーと値をすべて再帰的に照会します。

/se REG_MULTI_SZ のデータ文字列で使う (長さ 1 の文字のみの) セパレーター
を指定します。省略した場合、"\0" がセパレーターとして使われます。

/f 検索するデータまたはパターンを指定します。
文字列にスペースが含まれている場合は、二重引用符を使ってください。
既定値は、"*" です。

/k    キー名のみを検索するときに指定します。

/d    データのみを検索するときに指定します。

/c    大文字と小文字を区別して検索します。
   既定の検索では、大文字と小文字を区別しません。

/e    完全に一致するものだけを返すように指定します。
   既定では、一致したものすべてを返します。

/t    レジストリ値のデータの種類を指定します。
有効な種類は以下のとおりです。
REG_SZ、REG_MULTI_SZ、REG_EXPAND_SZ、
REG_DWORD、REG_QWORD、REG_BINARY、REG_NONE
既定ではすべての種類が指定されます。

/z    詳細: 値名の種類と数値的に同等なものを表示します。

/reg:32 32 ビット レジストリ ビューを使用して
キーにアクセスする必要があることを指定します。

/reg:64 64 ビット レジストリ ビューを使用して
キーにアクセスする必要があることを指定します。


以下の例では指定したキー配下のすべての値を取得しています。/v で特定の値を指定しない場合はすべての値が表示されます。
サンプルコード:

reg query HKLM\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0

実行結果:


c:\>reg query HKLM\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0

HKEY_LOCAL_MACHINE\Hardware\Description\System\CentralProcessor\0
Component Information REG_BINARY 00000000000000000000000000000000
Identifier REG_SZ Intel64 Family 6 Model 142 Stepping 9
Configuration Data REG_FULL_RESOURCE_DESCRIPTOR FFFFFFFFFFFFFFFF0000000000000000
ProcessorNameString REG_SZ Intel(R) Core(TM) i5-7200U CPU @ 2.50GHz

(以下略)







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