MicrosoftEdgeCP.exe、MicrosoftEdge.exe など Edge関連のプロセス

Windows 10で標準装備となりました新ブラウザ"Microsoft Edge"のプロセスに関して調査しましたので結果をメモとして残します。新しくタブを開くたびにプロセスが起動されたり、Windows プラットフォームアプリ (UWP : Universal Windows Platform) であるなど特徴がありプロセス構成も特殊でした。Edgeはマイクロソフトのブラウザとしてはインターネットエクスプローラの代わりとして今後主流となるブラウザと思われるため、構成は押さえておきたいところです。

(注)2016年9月現在の情報であり、環境や今後の仕様変更により内容が変わる可能性があります。

最終更新日:2016年9月

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プロセス構成を調べる

まずEdge のプロセスを調べるために 起動します。
Microsoft Edgeを起動
この状態でプロセス構成を調べてみます。/I は大文字小文字を区別しないで文字列を検査するオプションです。
C:\>tasklist | findstr /I edge
MicrosoftEdge.exe 6592 Console 2 75,500 K
MicrosoftEdgeCP.exe 6900 Console 2 61,120 K
MicrosoftEdgeCP.exe 11364 Console 2 17,540 K

結果の通り、MicrosoftEdge.exe と二つの MicrosoftEdgeCP.exe プロセスが起動していることが分かります。

MicrosoftEdgeCP.exe

実は MicrosoftEdgeCP.exe は Edge のタブを開くごとに増えるプロセスです。(ただし完全にタブ数とプロセス数はイコールではないようです。関連は調査中です。)

推測ですが、Edgeで一つのタブ(ページ)に不具合がありプロセスが異常終了しても、他のタブに影響を与えないためにタブを開くごとに独立したプロセスとしたのではないでしょうか。ただしプロセスはOSのリソース、及びコンテキストスイッチに負荷がかかるため、デメリットも存在します
Edgeで新規タブを開く
プロセスビューアで見ると、このプロセスは RuntimeBroker.exe の子プロセスであることが分かります。
RutimeBroker.exe
RuntimeBroker.exe とはアプリのデバイスへのアクセスを制御するセキュリティの仕組みです。Edge がアプリとしてRuntimeBroker.exeの元で動作していることが分かります。

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MicrosoftEdge.exe

その他、一つの MicrosoftEdge.exe プロセスが存在します。これはEdge の本体のプロセスです。ただしユニバーサル Windows プラットフォームアプリ (UWP) であるため、単にエクスプローラや「ファイル名を指定し実行」から MicrosoftEdge.exe を実行しても起動できません。
Edgeを実行するには、以下を実行します。

microsoft-edge:

あるいは

microsoft-edge:<URL>

例:コマンドプロンプトから yahoo を表示しながら Edge を起動する。コマンドプロンプトから実行する場合は「start」が必要です。「ファイル名を指定して実行」の場合はstart は不要です。

start microsoft-edge:http://www.yahoo.co.jp/

browser_broker.exe

その他のプロセスとしてbrowser_broker.exeが存在するようです。

まとめ

まとめると以下の通りとなります
プロセス名 パス 説明
MicrosoftEdge.exe C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe Edge の本体
MicrosoftEdgeCP.exe C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe タブを開くごとに起動するプロセス
browser_broker.exe C:\Windows\System32 Browser_Broker

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[Windows 10まとめ]