Windows 10 における時刻同期の仕組み

Windows 10における時刻同期の仕組みを説明します。

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同期はWindows Time(W32Time)サービスにより実現されています。
ただしこのサービスは「手動(トリガー開始)」に設定されています。通常時は起動していません。サービスは停止しています。
これは不要なサービスはなるべく必要時のみ起動することにより、電力消費やサーバの負担を減らそうという設計思想のためです。

ではどのような時に時刻同期が行われるのでしょうか。Windows 7ではタスクスケジューラの「SynchronizeTime」により明確に「毎週日曜日の1:00」と定義されていました。

しかしWindows 10では以下の通りタスクの「起動の条件」が指定されていません。(2015年8月現在)

【Windows 10 におけるタスクスケジューラ内の「SynchronizeTime」】


おそらくWindows 10の起動にWindows Time(W32Time)が起動され時刻同期が行われていると思います。(その他にも定期的に起動していると思われます)

・Windows Time(W32Time)を自動起動にしても、トリガー起動された「SynchronizeTime」によりサービス停止される場合があります。よってWindows Time(W32Time)を自動起動を自動起動してもサービスが停止してしまう現象が発生します。よってWindows Time(W32Time)を自動起動に設定する場合は、「SynchronizeTime」タスクを無効化する必要があります。

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