Windows 10 トラブル時の復旧手段(詳細)

Windows 10トラブル時の対応に関してまとめています。対処方法は「不具合の深刻度」「事前のバックアップなどの準備」などにより変わってきます。障害の状況などに照らし合わせて復旧方法を確認してください。また復旧方法によっては個人ファイルがすべて削除されたり、インストールしたアプリケーションがすべて消えたりします。復旧を実行する場合は事前に大事な個人ファイルはUSBドライブやDVDメディアのような外部メディアにバックアップを取得しておいてください。

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  どんなとき?  概要  取得タイミング   取得内容  バックアップ先 バックアップ方法  リストアの元  回復実行方法   備考
  システムの復元  ・Windowsに変更(ドライバインストール、更新プログラムインストールなど)を加えたら調子が悪くなった。少し前(変更する前)に戻したい。
・Windowsは起動はできる。
 レジストリやシステムファイルを過去の時点に戻す機能です。原則として個人ファイルは影響を受けません。事前に「復元ポイント」を作成する必要があります。復元ポイントが作成されていない場合は本機能は使用できません。   自動で取得されるタイミングは以下の通りです。
(1)自動
・Windows Update 実行時
・ドライバインストール時
・アプリケーションインストール時
・「バックアップと復元(別名:システムイメージ)」機能によりバックアップ実行時。
など
(2)手動
任意のタイミングで手動で取得も可能。
 システムファイル、レジストリ  取得先フォルダは指定不可。

システム変更時に自動に取得される。自動以外は手動の取得が可能。
 「コントロールパネル」「システム」「システムの保護」より[作成]を実行。   以下の復元ポイント

・自動あるいは手動で作成された復元ポイント
・「バックアップと復元(別名はシステムイメージ」ただしシステムのみリストアされ、個人ファイルはリストアされない模様」


・回復ドライブ取得時は復元ポイントとしては表示されず(2016/6実機確認)
  「コントロールパネル」「システム」「システムの保護」より[システムの復元]を実行。  
  バックアップと復元(Windows 7)、別名はシステムイメージ  ・Windowsが起動すらしなくなった。あるいはWindowsは起動するが修復が困難なので完全にバックアップ取得時に戻したい。(ランサムウェア感染時など)
・システムやデータファイルも含めて、完全にバックアップの時点に戻したい。(断面)
・個人データやインストールしたアプリケーションはバックアップした時点に戻ってもよい。(バックアップ取得以後に作成や修正したファイルはすべて削除されるかバックアップ時点に戻ります。)
  ・ドライブを丸ごとバックアップ。(オプションによりシステムドライブ限定も可能)
・事前に「バックアップと復元」でバックアップは取得している必要あり。(事前にバックアップを取得していない場合はこの手法は実施不可)

・Windows のVSS (スナップショット機能)を使用して断面でバックアップを取得するイメージです。
・別名は「システムイメージの作成」「ベアメタル回復」
・アプリケーションやサービスは可能な限り停止してから取得します。
 原則は手動で取得。ただしスケジューリング化して定期取得も可能。  ・すべて完全なコピー。ただしバックアップがドライブの場合はそのドライブは除外。

(Windows Server のバックアップで取得対象の選択が可能であったが、Windows 7のバックアップでは選択が不可能。)
 バックアップ先は以下から選択が可能。
・ローカルハードディスク(ただしバックアップ元と同一のドライブは選択不可)
・DVD
・ネットワーク上の共有
 「コントロールパネル」「バックアップと復元 (Windows 7)」の[システム イメージの作成]  取得したバックアップ。リモートサーバ上の共有ドライブや外付けディスクなど。   「コントロールパネル」「高度な回復方法」

???その他ブートで可能なはず
 
 回復ドライブ  ・Windowsの調子が悪い。
・システムの調子が悪く「システムのリフレッシュ」「システムのリセット」(これはシステム内のファイルを使用して修復します)では修復できなかった。
・パソコンを廃棄、譲渡するため中の個人ファイルを完全削除したい。(オプションに注意)
・個人ファイルや追加したアプリケーションはすべて削除されてよい。
 ・事前にUSBドライブに回復ドライブを作成していた場合、作成時点に戻すことが可能です。回復ドライブ作成時に「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」のオプションをオンにしている必要があります。

・適用された更新プログラムが残るかは環境によるようです。(大き目のアップデートは適用された状態で復元されるようです)
 手動で取得。ユーザが手動によりUSBドライブにアックアップを実行。  バックアップ先のフォルダ構成は以下の通り(Fドライブに取得した場合)
F:.
├─efi
│ ├─boot
│ └─microsoft
│ └─boot
│ ├─fonts
│ └─resources
├─boot
│ ├─resources
│ └─fonts
└─sources

sources以下にReconstruct.WIM という巨大なファイルがあり、これがバックアップデータの本体となる。
 ・USBドライブのみ。(事前のフォーマットとドライブ文字の割り当てが必要なようです。)
中身はすべて削除されますので注意ください。
・CD/DVD/Bluerayは未サポート。
 コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\回復より「回復ドライブの作成」を実行。  USBドライブ内にバックアップした「回復ドライブ」  回復ドライブからPCを起動する。その後、「ドライブから回復する」で回復。
 
 システムのリフレッシュ  Windows の調子が悪く、初期のころまで戻したい。個人ファイルはそのまま残したい。追加でインストールしたアプリケーションは削除されてもかまわない。
 ・イメージレスでバックアップデータは不要です。
・追加でインストールしたプログラムやアプリは削除されます。
・設定が元に戻ります。

・各ユーザのデータファイルは残ります。
・ユーザのパスワードは残ります。
・適用した更新プログラムは復旧されません。(更新プログラムが原因で障害が発生している場合があるためと思われます。)
・システムドライブが破損している場合はこの機能が使用できない場合があります。破損した場合、リフレッシュはできません。そのような場合は回復ドライブあるいはシステム修復ディスクを使用します。
 -  -  -  -  C:\Windows\WinSxS 以下のシステムファイルを元にリストアされます。これらは必要時に自動的に更新されるため、ユーザは手動で更新する必要はありません。  「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」→[開始する]→[すべてを削除する]  Windows 8 とは異なり、Windows 10では回復ドライブやインストールメディアは不要に。
 システムのリセット  Windows の調子が悪く、初期のころまで戻したい。個人ファイルが消えてもかまわない。追加でインストールしたアプリケーションは削除されてもかまわない。  ・イメージレスでバックアップデータは不要です。
・PCを完全に元の状態に戻します。各ユーザのデータファイルも削除されます。
・ユーザの作成やパスワードの設定などのセットアップが起動されます。
・適用した更新プログラムは復旧されません。(更新プログラムが原因で障害が発生している場合があるためと思われます。)
・システムドライブが破損している場合はこの機能が使用できない場合があります。破損した場合、リフレッシュはできません。そのような場合は回復ドライブあるいはシステム修復ディスクを使用します。
 -  -  -  -  C:\Windows\WinSxS 以下のシステムファイルを元にリストアされます。これらは必要時に自動的に更新されるため、ユーザは手動で更新する必要はありません。 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」→[開始する]→[個人用ファイルを保持する]  ・IPアドレス設定などもクリアされます。
・リセットにはかなり時間がかかります。
 ファイル履歴  ・個人ファイルを間違って消したか、間違って修正してしまった。あるいは個人ファイルが見つからない。必要なファイルを救いたい。
・事前にファイル履歴としてバックアップは取得している。
 各ユーザの個人のファイルを自動で定期的にバックアップします。バックアップは履歴として保管さるため、任意の世代前のバージョンに戻ることが可能です。(ただしバックアップ先の空き容量や保管期間の設定によります)
 ・「ファイルの履歴」機能を有効に設定した時
・「コントロールパネル」の「ファイル履歴」より「今すぐ実行」
・コントロールパネルのファイル履歴の詳細設定で10分から12時の間で取得間隔を設定可能。
 各ユーザのプロファイル以下の「ライブラリ」

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 (1)デフォルトはオフ。オンに変更する取得先フォルダに指定が必要。
設定したとたんにコピーが開始される。
(2)
システムドライブ以外のドライブ。Cドライブには取得できなかった。

例えばEドライブの場合以下のフォルダが作成される。
・E:\FileHistory\<ユーザ名>\<ホスト名>\Configuration

・E:\FileHistory\<ユーザ名>\<ホスト名>\Data\C\Users\<ユーザ名>
\C\Users\<ユーザ名>以下にユーザのプロファイル関連のファイルがバックアップされる。

・E:\ProgramData\Microsoft
 コントロール パネル\システムとセキュリティ\ファイル履歴 にて「ファイル履歴機能をオン」「ドライブを設定」した状態で「今すぐ実行」  バックアップしたファイルから  ・「コントロールパネル」の「ファイル履歴」の「個人用ファイルの復元」より復元が可能です。

・ファイル名、同じファイルが複数ある場合はバックアップした日付を選択して復元。すでにファイルが存在する場合は上書き確認が表示されます。
 
 スタートアップ修復  PCの電源をオンにしてWindowsが起動するはずだが、Windowsの起動の初めの方で止まってしまう。エラーが出て止まるあるいは画面が真っ暗のまま。  Windowsの起動に失敗した場合、自己診断し自己修復する機能です。起動環境のみ修復可能です。  -  -  -  -  -  -  -
 クリーンインストール  すべてが消えてしまってかまわないから完全にまっさらにして新規にインストールしたい。  ・一番確実な復元方法です。ただしアプリケーションや個人ファイルなどすべて完全に削除されます。
・ハードディスクなどハードウェアが破損していない限り、この方法で修復は可能です。ただし個人ファイル、アプリケーションなどすべて消去されます。
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