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【2020年度版】ping の ERRORLEVEL 戻り値の一覧 | Windows バッチファイル






ping の ERRORLEVEL 戻り値


このページでは Windows 10 環境において ping コマンドの戻り値である errorlevel がどのようになるのか調査しまとめた結果を記載します。
シェルなどで ping 結果により動作を変えたい場合は活用してください。

まとめ



ping 応答がある場合は 0 が戻る。
宛先ホストへ到着できない場合は0が戻る。
タイムアウトの場合は1が戻る。
ホスト名の名前解決に失敗した場合は1が戻る。
ping コマンドの途中でコマンドをキャンセルしたらその他の値が戻る。


以上により ping の戻り値におり処理を変更するのは難しいようです。(「ping 応答時」も「宛先ホストへ到着できない場合」も0が戻ってしまうため。


ping の errorlevel 一覧



実験結果


以下実験結果をエビデンスとして残します。

(1)
応答がある場合は0が戻る。


C:\>ping -n 1 127.0.0.1

127.0.0.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128

127.0.0.1 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 1、受信 = 1、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms

C:\>echo %errorlevel%
0




(2)
"宛先ホストに到達できません。"で応答がない場合は0が戻る。


C:\>ping -n 1 192.168.11.200

192.168.11.200 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.11.4 からの応答: 宛先ホストに到達できません。

192.168.11.200 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 1、受信 = 1、損失 = 0 (0% の損失)、

C:\>echo %errorlevel%
0



(3)
要求がタイムアウトする場合は0が戻る。


C:\>ping -n 1 200.200.200.200

200.200.200.200 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。

200.200.200.200 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 1、受信 = 0、損失 = 1 (100% の損失)、

C:\>echo %errorlevel%
1



(4)
ホスト名の解決に失敗した場合は1が戻る。


C:\>ping -n 1 dummyhostname
ping 要求ではホスト dummyhostname が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。

C:\>echo %errorlevel%
1



ping の途中で Ctrl + C でコマンドを break した場合。


C:\>ping -n 99999 127.0.0.1

127.0.0.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128

127.0.0.1 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 1、受信 = 1、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms
Ctrl+C
^C
C:\>echo %errorlevel%
-1073741510








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