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linuxにおけるラン・コントロール(デーモンの自動起動)

日付 2007/10/27
環境 Redhat Enterprise linux 4 以降




デーモンにはOS起動時に自動的に起動されるデーモンと、クライアントから要求が有って初めてスーパサーバデーモン(inetd,xinetd)経由で起動されるデーモンの2種類があります。

このページでは上記の前者のデーモンについて記述します。これらのデーモンは/etc/rc0.d 〜 /etc/rc6.d までの7種類のディレクトリで起動・停止を定義されています。

ランレベルに対応し、このディレクトリ内のスクリプトが実行されます。
例えばランレベル=0 (システム停止中)では /etc/rc0.d 内のスクリプトが実行されます。
(rcは run command の略)


各スクリプトはシンボリックリンク(/etc/init.d)になっています。
Sで始まるスクリプトはそのランレベルに入ったときに実行されます。
Kで始まるスクリプトはそのランレベルから出るときに実行されます。

SやKの後の数字は優先度です。小さい数字(00)から大きい数字(99)の順に実行されます。

redhat系では構成ツールが用意されています。(sbin/chkconfig)

chkconfig --list で cannaの設定を見ると以下のようになっています。
(左から順にランレベルは 0,1,2,3,4,5,6)

 
canna 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

cannaをランレベル 0 でオンにします。

chkconfig --level 0 canna on


再度 chkconfig --list で確認すると以下のとおりとなっています。
canna 0:on 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off


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