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1.システムバックアップ前の取得情報

Redhat Enterprise Linux 5 のシステムフルバックアップ取得前に取得しておく情報に関して説明します。

レスキューモードでシステムフルバックアップを取得する前に、LVM (logical volume manager) の情報を取得しておきます。(LVM ではなくパーティション管理の場合は不要です。)

(1)LVM 情報を保管する

以下のコマンドでボリュームグループの構成を保存します。以下の例では /mybackup/VolGroup00.cfg に保管していますが、任意のディレクトリに変更しても問題ありません。

# vgcfgbackup VolGroup00 -f /mybackup/VolGroup00.cfg

(*)このコマンドは レスキューモードでは取得できません


(2)ディスク情報を保管

パーティションの情報を保管します。以下の例では /mybackup/sfdisk.sda.txt に保管していますが、任意のディレクトリに変更しても問題ありません。

# sfdisk -d /dev/sda > /mybackup/sfdisk.sda.txt


(3)物理ボリューム情報を保管する

# pvdisplay | grep UUID
PV UUID ******-****-****-****-****-****-******

UUID をメモ書きしています。

(4)ラベル名の保管

ラベル名を確認します。以下の例ではラベル名が /boot となっていることが分かります。

# #mount | grep dev/sda1
/dev/sda1 on /boot type ext3 (rw)

[Linux システムのフルバックアップとリストア] → [1.システムバックアップ前の取得情報]