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作成日:2014/04/21
更新日:2023/03/30
対象:Windows 11

ログインスクリプトセットアップツールでトレンドアンチウィルスを配布する | Windows ドメイン環境




【目次】

概要


Windows ドメイン環境においてトレンドマイクロのビジネスセキュリティを配布する方法に関して調査したためメモを残します。

次のページを参考にしました。
参考:ログオンスクリプトセットアップツール
https://docs.trendmicro.com/wfbs-svc/v6.7/ja-jp/admin_tools_login_script_setup/

これによりドメインに参加したPCでトレンドマイクロのビジネスセキュリティがインストールされていない場合、自動的にインストールされます。
すでにインストールされている場合は再インストールはされません。またユーザには情報は表示されません。

自動で配布したい場合などに便利です。

(注意)
・対象のPCはUACが無効化されている必要があるようです。
・一般ユーザでログインする場合でも自動インストールの場合はローカルの管理者権限が必要です。
・サーバ側ではSMB1.0とCIFの有効化が必要です。セキュリティ上問題があるので、一時的にオンにして、必要がなくなったら忘れずにオフする必要があります。

NetFrame 3.5の必要性


インストールする側にはNetFrame 3.5が必要なため、例えばWindows Server 2019環境の場合は「役割と機能の追加」からNetFrame3.5を追加する必要があります。
また自動セットアップのため、インストールする側ではユーザアカウント制御を「通知しない」に設定する必要があります。

セットアップの具体的手順



セキュリティエージェントのインストーラを入手する


(1)トレンドマイクロの管理ページから次のファイルをダウンロードします。(セキュリティエージェント→セキュリティエージェントの追加→インストーラのダウンロード)
WFBS-SVC_Downloader.exe

(2)
任意のWindowsマシン上で実行すると次のプログラムが起動されます。

"ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス用セキュリティエージェントのインストールダウンローダ"

指示に従い進めると、デフォルトでは次の場所にインストールエージェントがダウンロードされます。


C:\Users\(ユーザ名)\Desktop\WFBS-SVC_Agent_Installer.msi



次のメッセージともにダウンロードが実行されます。

ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス用セキュリティエージェントのインストールダウンローダは、インストールパッケージをダウンロードしています。



"WFBS-SVC_Agent_Installer"のダウンロードが完了します。
これは"セキュリティエージェントのインストーラ"と呼びます。

ドメインコントローラの任意の場所に保存します。(その場所は共有されている必要があります。)

(注意)WFBS-SVC_Agent_Installer.exe ではなく WFBS-SVC_Agent_Installer.msi です。拡張子に注意してください。

ログオンスクリプトセットアップツール


(1)次にトレンドの管理ページから"ログオンスクリプトセットアップツール"を入手します。(管理→ツール→ログインスクリプトのセットアップ)

"LoginScriptSetup.exe" が入手できます。

(2)
LoginScriptSetup.exe を実行します。

(注意)表示されない場合は「ネットワーク探索」を有効化します。エクスプローラから「ネットワーク」を表示することにより確認、変更が可能です。
またドメイン名が表示されない場合は、一時的に"ブラウザサービス"を起動します

ネットワーク上のサーバ一覧が表示されるので、「Microsoft Windows Network」「(ドメイン名)」」「(ドメインコントローラ名)」を選択します。

(3)
Domain Admin 権限保有者のユーザ名とパスワードを入力します。

(4)
インストールするユーザ名を選択します。

以上でこのユーザのログオンスクリプトに以下が追加されます。

C:\Windows\SYSVOL\sysvol\testdomain.local\scripts\WFBSSVC.BAT



(注意)すでにログオンスクリプトが存在する場合は上書きされるかもしれません。注意が必要です。

自動インストールに失敗する場合


自動インストールされない場合は次の点をチェックしてください。

(1)ログインしたユーザのスタートアップにスクリプトが追加されていること。
(2)\\ドメイン名\sysvol がアクセス可能なこと。
(3)ログインではなく手動でインストールしてみる。
「次の機能をインストールできませんでした。 NetFrame3.5」と表示される場合はこれが原因でインストールに失敗していると思われます。
インストールする側に追加します。
またアカウント制御ダイアログが表示される場合はこれが原因で失敗していると思います。同じくアクセス制御を無効化します。






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