[ホーム] - [Windows 2008 FAQ 一覧] - [copy コマンドの zオプション(再起動可能モード)とは何か]



作成日:2013/08/14
更新日:2022/03/10
対象:Windows 2008

copy コマンドの zオプション(再起動可能モード)とは何か





copy コマンドには /z オプション (ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピー) があります。
この/z モードを使用すると、ネットワーク経由でのファイルコピーに途中でネットワークエラーで異常終了しても、再度copy /z 実行時にコピーの途中から再開することが可能となるモードです。
(resume、リジュームモード)

よって例えば4Gの大きなファイルのコピー中で例えば2Gコピーした時点でネットワーク障害が発生して copy /z コマンドが異常終了しても、再度 copy /z コマンドを実行することにより2Gのコピーからコピーを再開することができます。
(Windows Server 2008 R2 では copy /z 使用時のタイムアウトは90秒のようです。90秒の間でネットワークが復帰しない場合は、copy /z コマンドが異常終了します)


以下のようにコピーを失敗した場合でも、copy /z を実行しファイルの上書きを許可すれば途中の8%からファイルコピーが再開されます。
(/z オプションを付ければ、コピーのパーセンテージが表示されます)

>copy /z 4G.dat \\192.168.1.1\myshare
\\192.168.1.1\myshare\ 4G.dat を上書きしますか? (Yes/No/All): y

8% コピー終了




【参考】 copy コマンドのヘルプ


>copy /?
1 つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。

COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/L] [/A | /B] 送り側 [/A | /B]
[+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]] [受け側 [/A | /B]]

送り側 コピーするファイル (複数可) を指定します。
/A ASCII テキスト ファイルとして扱います。
/B バイナリ ファイルとして扱います。
/D 受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。
受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定し
ます。
/V 新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。
/N MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能な
らば、短いファイル名を使用します。
/Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ません。
/-Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ます。
/Z ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。
/L 送り側がシンボリック リンクの場合は、送り側リンクが指し示す
実際のファイルではなく、リンクをターゲットにコピーします。

環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。
続行するには何かキーを押してください . . .










(ご注意) 本サイト内の内容を使用して発生したいかなる時間的損害、金銭的損害あるいはいかなる損害に対して、いかなる人物も一切の責任を負いません。あくまでも個人の判断で使用してください。 本ページは独自に調査をしたアンオフィシャル(非公式)な内容です。内容に誤りがある可能性や仕様変更により内容が不正確になる可能性があります。 本サイト内掲載されている情報は、著作権法により保護されています。いかなる場合でも権利者の許可なくコピー、配布することはできません。 このページはリンクフリーです。(このページへの直接リンクも可能です。)


Copyright(c) TOOLJP.COM 1999-2022

[Windows 2008 FAQ 一覧に戻る]