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作成日:2001/01/29
更新日:2022/03/10
対象:Windows NT 4.0

boot.ini のオプションの種類まとめ




boot.iniとは、Windows NT インストール時に Cドライブ(AT 互換機の場合)に作成される、ブートアップOS設定ファイルです。通常は編集できないようになっていますので attrib -s -h -r boot.iniで、編集可能にします。(編集を誤ると、OSが起動しなくなる場合がありますので、かならずboot.org等のファイル名でバックアップを作成しておいてください。)

boot.iniには、さまざまな環境でOSが起動できるようにオプションが用意されています。

/BASEVIDEO
640x480、16色で起動します。デフォルトでは、これが2番目のブートメニューです。ビデオドライバの問題でNTが正常に起動しない場合にこのモードで起動します。

/MAXMEM=x 使用するメモリをxメガバイトに制限します。当然 x メガを超えるメモリを搭載していない場合には意味がありません。(*)

/NUMPROC=n
使用するCPUをN個に制限します。当然、n個を超えるCPUを搭載していない場合には意味がありません。(*)

/ONECPU
使用するCPUを一つに制限します。当然2つ以上のCPUを搭載していない場合には意味がありません。(*)

/SOS
NT 起動時に、ロードするドライバをリアルタイムに表示していきます。通常時にドットが連続で表示され場面です。OSが起動時にハング/クラッシュする場合、これで原因のドライバを調査することが可能です。

/3GB
通常では、メモリは2Gまではユーザモード、2Gから4Gまではカーネルが使用します。このオプションを指定すると、ユーザが3Gまでメモリを使用できるようになります。

/HAL=<ファイル名>
HAL(HARDWARE ABSTRACTION LAYER)ファイルを指定します。通常はhal.dllが使用されます。例えば電源オフをサポートしたHAL.DLL.SOFTEXを使用した場合に、このオプションで起動すれば、思わぬトラブル発生の時通常のHAL.DLLに切り替えられます。

/KERNEL=<ファイル名>
カーネルファイルを指定します。

/NODEBUG
プログラム内にブレークポイント(int 3)が指定してあった場合でもデバッガを使用しません。

/DEBUG
NTがクラッシュ(ブルースクリーン)した場合に、COMポートを通してデバッガ(windbg.exeなど)に接続します。

/DEBUGPORT=COMn
デバッグに使用するポートを設定します。デフォルトではCOM2が使用されます。

/BAUDRATE=x
デバッグの際のポートの速度を指定します。デフォルトは19200です。
(注)上記以外にもオプションは存在します。

(*)一見、使い道のないオプションのように見えますが、これらはCPU数やメモリに関する性能試験などに有効です。







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