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作成日:2020/02/05
更新日:2020/02/07
対象:Windows 10

DistributedCOMのエラーに関して




【目次】


DistributedCOMに関するまとめ


Windows Server 2016や Windows 10環境において、DistributedCOMのエラーや警告がイベントログに記録されることがよくあります。
問題ないのか?止める方法はないかなど気になるでしょう。私も記録されない方法を調べました。そのときのメモを残しておきます。

DistributedCOMのエラー



2020年現在での結論


アクセス権利を与えてエラーを出力させない方法もあるがお勧めできません。
この部分が脆弱性となりセキュリティ上の問題が発生する可能性があります。また将来のWindows Updateや Upgradeで問題となる可能性もあります。

フィルターしてイベントログにエラーを出力させない方法もあります。これはエンタープライズユーズでイベントログのエラーを監視している場合に有用でしょう。

エラーの原因


例えばイベント ID 10016 の場合は、Microsoft コンポーネントが必要なアクセス許可を持たずに DCOM コンポーネントにアクセスしようとしたときに記録されるようです
多くの場合は問題ないようです。最初の試行が失敗した場合は、別のパラメーター セットで再度試行し悪影響がでないようにしているとのことでした。。

CLSID やAPPIDを調べる


イベントログに記録されている CLSIDやAPPIDを調べ原因のコンポーネントを調査します。

上記の場合は以下の通りです。
CLSID・・・{6B3B8D23-FA8D-40B9-8DBD-B950333E2C52} ・・・ShellServiceHost
APPID・・・{4839DDB7-58C2-48F5-8283-E1D1807D0D7D} ・・・ShellServiceHost


以下のレジストリで調査が可能です。
CLSID・・・アプリケーションコンポーネントを識別するための値。以下のレジストリで確認が可能。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\

APPID・・・DCOMアプリケーションのID。以下のレジストリで確認が可能。
HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\

もし不要ならアンインストールしてしまえば改善するかもしれません。
ただしShellServiceHostならアンインストールできません。


まとめ


以下Microsoft のサイトに記載があるとおり、無視してかまわないでしょう。コンポーネントのアクセス権を修正して無理にエラーを出さなうすることは推奨できません。

参考:
Windows で DCOM のイベント ID 10016 がログに記録される






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