"編集のためロックされています。"でExcel ファイルが開けない場合の対処

【目次】

【2020年10月20日追記】
2020年度前半は Excel + Windows Defender 環境でこのエラーが頻発していましたが、2020年10月現在は収まりました。恐らくWindows 10 , Office , Windows Defender などで改善されたようです。

エラーの内容

Excelでファイルを開くと以下のエラーで読み取りモードのみでしか開けない場合があります。
開いているのは自分だけです。個人PCであり他のユーザとはファイルは共有していません。



＜Excelファイル名＞は編集のためロックされています。

使用者は'＜自分の名前＞"です。

[読み取り専用]で開いてください。読み取り専用で開き、他の人がファイルの使用を終了したときに通知を受け取るには、[通知]をクリックします、

対処

以下のような対処方法が考えられます。

(1)
Windows を再起動します。だいたいはこれで修復します。

(2)
一時ファイルを削除します。
Windows 上で実行しているアプリをすべて終了します。
設定ファイルから[システム]→[ストレージ]→[一時ファイル]をクリックします。
「一時ファイル」のみチェックして、[ファイルの削除]を実行します。

(3)
tempフォルダを空にして改善するか確認します。（念のためフォルダは移動します。）

以下のフォルダをc:\temp\ などに移動して改善するか確認します。
C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming\Microsoft\Excel

クリアするExcelフォルダ

(4)
Excelファイルが破損している可能性があります。以下の方法で修復を試みます。
(*)必ずファイルをバックアップ（コピー）してから試してみてください。
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HA010097017.aspx#BMrepaircorruptedfile

(5)
Excelをすべて終了します。
もし不正なExcelのプロセスが残存している場合は、タスクマネージャーにexcel.exeが表示されるはずです。
その後タスクマネージャーから excel.exe プロセスを強制終了します。

Windows Defenderが原因

上記でも解決しない場合でWindows Defenderを使用している場合は"コントロールされたフォルダアクセス"機能をオフにしてみてください。
長い間本現象でExcelの保存に問題が発生していましたがこの機能をオフにしたとたん改善しました。
ただしセキュリティの観点では弱くなるので安定したらこの機能を再度オンにすることを忘れないでください。

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