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作成日:2021/08/08
更新日:2021/08/08
対象:Windows 10

エクスプローラで"パラメーターが間違っています"の原因と対処




【目次】


エラーの内容


Windows のエクスプローラでハードディスク、SSD、USBディスクからファイルをコピーしようとした場合、次のエラーが発生する場合があります。


パラメーターが間違っています



原因


これはWindowsのハードディスク、SSD、USBディスクなどでフォルダやファイルを管理する"パーティションテーブル"に問題がある場合に発生するようです。(これに限りません。)
話が逸れますが、Windowsではパーティションテーブルは "diskpart" コマンドで表示することが可能です。

"パラメータが間違っています"はこのパーティションテーブルに問題が発生している場合に起こりやすい現象です。
何らかの原因でパーティションテーブルが破損したものと思われます。破損は主に以下のような原因が考えれらます。

・物理的にハードディスクなどが破損している。(特に古いディスクなど)。応答があるので一部が故障している可能性が高い(現在進行形で壊れかけている)
・エクスプローラでファイル等をコピー中にケーブルを切断したり電源をオフしたりして破損してしまった。
・例えばUSBケーブルのケーブルの接触不良など。
・他のプラットフォーム(Redhat などのLinux系や MacOSなど)で作成されかつWindows と互換性のないファイルシステムで作成されたディスク。
・CD 、DVD、Blueray ドライブに問題がある。壊れている。
・FAT32でフォーマットされたディスクに4Gを超えたファイルをコピーするとこのエラーが発生するようです。バックアップを外部ディスクに保管してから NTFS などのフォーマットにファイル形式を変換します。(convert コマンド)
・そもそもフォーマットされていない。

解決方法


以下のような解決方法が考えられます。

・Windows をシャットダウンする。USBディスクケーブルなどを抜き差ししてから再度コピーを試す。
・ケーブルを交換する。
・CD 、DVD、Blueray ドライブを使用している場合は他のドライブを使用する。CD へのアクセスでよく発生する。
・他のWindows PC に接続して読み取れるか確認する。
・他のUSBポートに接続して読み取れるか確認する。USBポートを掃除してみる。
・バックアップを取得してから以下のコマンドで不良データをカットする。


chkdsk (ドライブ名) /F /R



例:問題があるドライブが G ドライブの場合。

chkdsk g: /F /R



以下は実行結果のサンプルです。


C:\>chkdsk g: /F /R
ファイル システムの種類は NTFS です。
ボリューム ラベルは ボリューム です。

ステージ 1: 基本のファイル システム構造を検査しています ...
256 個のファイル レコードが処理されました。
ファイルの検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (ファイル レコードの検査): 6.33 ミリ秒。
0 個の大きなファイル レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (孤立ファイル レコードの回復): 0.72 ミリ秒。
0 個の問題のあるファイル レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (不良ファイル レコードの検査): 0.66 ミリ秒。

ステージ 2: ファイル名リンケージを検査しています ...
2 個の再解析レコードが処理されました。
294 個のインデックス エントリが処理されました。
インデックスの検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (インデックスの検査): 10.35 ミリ秒。
0 個のインデックスなしファイルがスキャンされました。
フェーズの継続時間 (孤立した再接続): 0.68 ミリ秒。
0 個のインデックスのないファイルが lost and found に回復されました。
フェーズの継続時間 (孤立を lost and found に回復): 0.81 ミリ秒。
2 個の再解析レコードが処理されました。
フェーズの継続時間 (再解析ポイントとオブジェクト ID の検査): 1.57 ミリ秒。

ステージ 3: セキュリティ記述子を検査しています ...
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (セキュリティ記述子の検査): 1.72 ミリ秒。
19 個のデータ ファイルが処理されました。
フェーズの継続時間 (データ属性の検査): 3.41 ミリ秒。

ステージ 4: ユーザー ファイル データの不良クラスターを検査しています ...
240 個のファイルが処理されました。
ファイル データの検査を完了しました。
フェーズの継続時間 (ユーザー ファイルの回復): 1.92 ミリ秒。

ステージ 5: 不良空きクラスターを探しています ...
1070 個の空きクラスターが処理されました。
空き領域の検査が終了しました。
フェーズの継続時間 (空き領域の回復): 0.00 ミリ秒。

Windows でファイル システムのスキャンが終了しました。
問題は見つかりませんでした。
これ以上の操作は必要ありません。

8191 KB : 全ディスク領域
1112 KB : 10 個のファイル
80 KB : 21 個のインデックス
0 KB : 不良セクター
2719 KB : システムで使用中
2048 KB : ログ ファイルが使用
4280 KB : 使用可能領域

4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
2047 個 : 全アロケーション ユニット
1070 個 : 利用可能アロケーション ユニット
合計継続時間: 28.82 ミリ秒 (28 ミリ秒)。



不良セクターが0だったり、"問題は見つかりませんでした"と表示されれば問題ない可能性が高いです。

chkdskとはディスク内の不良なデータを削除するコマンドです。よく「ディスクを修復するコマンド」と紹介されていますがこれは正しくありません。不良な部分を切り捨てるコマンドです。不良セクタは" lost and found"に保存されますが、ここから元のファイルを普及するのは至難の業です。
万が一問題ないファイルも消されてしまうかもしれないので、外部USBディスクなどの外部媒体にバックアップすることを推奨します。

・エクスプローラから修復ツールを起動する。
同じくディスクを他の外部媒体にバックアップしてから修復ツールを実行する。

ディスクエラー修復ツール



・もし他のOSで作成されたパーティションならそのOSで接続して確認する。
・どうしても必要なデータならディスク修復専門業者に依頼する。







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