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カーネルモードとユーザモード ドライバの違い

作成日:2024/04/16 更新日:2024/04/16

このページではWindowsにおけるユーザモードドライバとカーネルモードドライバの違いに関して説明します。

一言でいうと"動作するモード"です。カーネルモードは高速に動作しますがバグがあるとOSが停止する可能性があります。Windowsの場合はBSOD、ブルースクリーンです。一方でユーザモードは低速で動作しますが、バグがあってもOS全体を停止させるような深刻な状態にはなりません。

以下の図の通りユーザモードは直接OSやデバイスを操作するので高速となります。一方でユーザモードはAPIを通してアクセスするので低速となります。

ユーザモードドライバとカーネルモードドライバの違い

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明カーネルモードドライバユーザモードドライバ
概要一般的なドライバ。OSの一部として動作する。CPUのカーネルモードで動作する。CPUのユーザモードというモードで動作するドライバ。カーネルモードと比較して動作が低速だが、ユーザモードに問題が発生してもシステム全体に影響を与えにくい。

メモリ空間OSおよびすべてのドライバでアドレスを共有する。

・独自の仮想アドレスを持つ。
・OSのアドレスにアクセスすることはできない。
メリット直接カーネルやデバイスを操作するため高速。
一つのドライババグで不具合が発生してもOSとは独立した仮想アドレスを持つためOSに影響を与える可能性はほぼない。
デメリット一つのドライバがバグで不具合が発生した場合、OS全体がクラッシュする可能性が高い。(特にメモリを不正に書き換えた場合など)

主にWindows APIを使用してカーネルやデバイスを操作するため低速。
その他ほとんどのドライバがカーネルモードドライバ。
一部のプリンタドライバなどがユーザモードドライバ。

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