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MACアドレス、プライベートアドレス、パブリックアドレスの違い

作成日:2020/01/29

このページではインターネットにおけるMACアドレス(物理アドレス)、プライベートアドレス、パブリックアドレス(グローバルアドレス)の違いに関して説明します。



【2018/06/24】テーブルの違いに関して追記しました。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明MACアドレスプライベートアドレス(IPアドレス)パブリックアドレス(IPアドレス)
概要MACアドレスとはネットワーク通信を行う装置に事前に設定されている世界でユニークなアドレス。ハードウェアアドレス、物理アドレスとも呼ぶ。

TCP/IP通信を行う機器に設定するアドレス。
プライベートアドレスとは主に自組織内で使用する。組織で管理する。
TCP/IP通信を行う機器に設定するアドレス。
パブリックアドレスとは主にインターネット間で通信で使用するアドレス。
組織にユニークで割り当てられたアドレスを使用する必要があり、勝手に使用できない。
長さ6bytes(48bits)IP v4の場合は 4bytes(32bits)

IP v4の場合は 4bytes(32bits)

書式xx:xx:xx:xx:xx:xx

xは0〜9とA〜F
x.x.x.x.x

xは0〜254 (IPv4の場合)
x.x.x.x.x

xは0〜254 (IPv4の場合)
割り当て方メーカーが出荷時に割り振る。ネットワーク機器ごとにユニークなMACアドレスを割り当てる必要がある。
管理者が各機器に設定する。自組織内ならプライベートアドレスを自由に使用できる。

管理者が各機器に設定する。
管理団体に申請して、自組織独自に割り当てられたパブリックアドレスを使用する。
重複しない。
可能。ただし一定範囲内では重複してはいけない(自組織や拠点ごとなど)
しない。
必要性ネットワーク通信する機器には必ず必要。
必ずしも必要ではないが、グローバルアドレスは枯渇しているため、インターネットに出ない機器ではプライベートアドレスを割り当てて通信するのが一般的。
インターネット経由で他と通信する場合は必要。
テーブルなし

(*)"MACアドレステーブル"はポートとそのポートに接続されているMACアドレスの対応表。L2スイッチなどで使用。
ARPテーブル:
"IPアドレスとMACアドレスの対応表"
左同
ルーティングスイッチ(L2スイッチ)によるポート単位のスイッチング
ルータ(L3スイッチ)によるルーティング
左同


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