[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [APM と ACPI の違いに関して]

APM と ACPI の違いに関して

作成日:2020/01/29

このページでは電源管理の仕組みであるAPM と ACPI の違いに関して説明します。


ACPIとは、電源管理に関する規格です。ACPI より前は APM という仕組みで電源管理を行っていましたが、BIOSによる管理が主流であり 、またサスペンドやハイバネーションが各PCメーカー独自であったため OS からは管理しにくい仕組みでした。よってOSと連携すべく1996年ごろに Intel、Microsoft、東芝によってACPI が策定されました。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明APMACPI
概要APM とは電源管理の仕組みの一つ。BIOSで電源管理を行う。

ACPI とは電源管理の仕組みの一つ。OSが電源管理を行うことが可能。よってシャットダウンやリジュームや休止などOSと柔軟に連携することが可能。
登場時期APM の方が APCI より時期的に先。APM の方が APCI より時期的に先。

設定方法BIOS画面。
OS。Windowsの場合はコントロールパネルや設定アプリ。
その他90年代に登場。今ではあまり使われない。
現在の主流な電源管理方法。
スペルAdvanced Power ManagementAdvanced Configuration and Power Interface

Windows 10 のデバイスマネージャーでは以下の通りACPI が表示される。

デバイスマネージャーで表示される ACPI



[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧]
,







【注意】本ページは著作権で保護されています。内容は何人も補償しません。時間的あるいは金銭的損失等、一切保証しません。

理解しやすく記載されており、一部不正確な記載がある可能性があります。ご自身の責任で参考にしてください。