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ウィルス対策ソフトとセキュリティ対策ソフトの違い

作成日:2020/01/29



このページではウィルス対策ソフトとセキュリティ対策ソフトの違いに関して説明します。
2000年〜2010年頃は「セキュリティ対策ソフト」=「ウィルス対策ソフト」と同じ意味でした。

しかしその後インターネットが発展するとともに「URLによりフィッシング」「ランサムウェア(身代金)」「中間者攻撃」「水飲み場攻撃」「標的型攻撃」など様々な方法の攻撃が行われるようになりました。これらはウィルスによる攻撃ではないため、ウィルス対策だけでは防御できなくなりました。よって「ウィルス対策ソフト」がさらに防御機能を追加することにより「セキュリティ対策ソフト」と進化したことになります。

以下の図のように「セキュリティ対策ソフト」はトータル的な意味合いとなります。

ウィルス対策ソフトとセキュリティ対策ソフトの比較



(注意)同じ意味で使用しているケースもあります。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明ウィルス対策ソフトセキュリティ対策ソフト
ざっくり言うとパターンファイルによりファイルのウィルス検査を行う。
様々なセキュリティ機能を提供する。
概要PC 内の入ってくるファイル(ブラウザによりダウンロードファイルやメールの添付など)あるいは出てくるファイルがウィルスに感染していないか検査する。ウィルスに感染している場合は駆除したり隔離したり削除したりする。

ウィルス以外にも「スパイウェア(情報を盗む)」「ジョークウェア」なども駆除するのが一般的。
主に以下のような機能が装備されている。(製品により提供される機能は異なります。)

・ウィルス検査
・フィッシングサイトブロック
・データ漏洩対策
・パーソナルファイアウォール
・システムの無断変更の監視
・ランサムウェア対策
・不正サイトへの接続ブロック
・偽ポップアップブロック
・不正証明書のチェック
・迷惑メール対策

など、様々な方式でPCを保護する。
機能低い
豊富
-・Trend Micro ウィルスバスタークラウド
・Norton インターネットセキュリティ
・Mcafee インターネットセキュリティ
など

ではどちらを買えばよいの?と疑問に思うでしょう。

もちろん「セキュリティ対策ソフト」です。今日ではウィルス以外にも身代金攻撃やAPTやスパイウェアなどさまざまな脅威、攻撃にあなたのPCは狙われています。無料のセキュリティソフトではなく、是非「セキュリティ対策ソフト」を購入してあなたのPCをきっちりとガードしてください。

下の図はウィルスバスタークラウドの豊富な管理画面です。

ウィルスバスターの豊富な機能


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