[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [Btlocker と efs 暗号化の違いを比較表で説明]

Btlocker と efs 暗号化の違いを比較表で説明

作成日:2020/01/29

このページでは Windows の暗号化機能である Bitloker暗号化とEFS暗号化の比較に関して説明します。

Bitlockerは現在のWindows主流の暗号化でドライブを丸ごと暗号化します。一方で EFS は Windows NT時代からサポートされた暗号化の機能で、ファイルやフォルダ単位で暗号化します。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明Bitlocker ドライブ暗号化EFS 暗号化
スペルBitlocker Drive Encryption Encrypting File System
概要パーティションを一括して暗号化ファイル単位あるいはフォルダ単位で暗号化
暗号化対象パーティションを丸ごと暗号化ファイルやフォルダ単位での暗号化
主な用途ノートPCなど外出時に紛失や盗難された場合でも中身が見れないようにガード。一括して暗号化するため、暗号化漏れの心配がない。ネットワークファイルサーバ上など、特に大事なファイルやフォルダに限定して暗号化。
ユーザによる制御なし。有り。特定ユーザが暗号化の指定、解除ができる。
システムファイル暗号化される暗号化されない
Windowsでの暗号化方法コントロールパネルから「Bitlocker 暗号化」を実行。

エクスプローラから 「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する(E)」のチェックをオフにする。

秘密鍵TPMを使用(使用しなくても可能だが効果は薄れる)秘密鍵はWindows OS内に保持
秘密鍵のバックアップファイルとしてエクスポート可能ファイルとしてエクスポート可能
暗号化解除方法事前に設定したパスワードあるいは事前にバックアップした回復キーエクスプローラから「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する(E)」のチェックをオフに。
透過的なアクセス(ユーザによる複合化が必要か?)複合化不要。編集時は自動で複合化、暗号化される。複合化不要。編集時は自動で複合化、暗号化される。
サポートOSProやEnterprise 系 (HOMEは機能なし)Windows 10系やWindows Server 系すべて。
注意事項TPM チップを搭載してない PC は効果が薄れる。ソフトウェアがファイルを temp にコピーする場合あり。そこが暗号化されていないとリークする可能性あり。
性能EFS より悪いと言われている。ただし近年はPC性能も向上しており、問題ないと言われている。Bitlockerより良いと言われている


[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧]
,







【注意】本ページは著作権で保護されています。内容は何人も補償しません。時間的あるいは金銭的損失等、一切保証しません。

理解しやすく記載されており、一部不正確な記載がある可能性があります。ご自身の責任で参考にしてください。