@tooljpさんをフォロー

EOS (End Of Support)に関する注意事項

[FAQ CENTER トップ]
[Windows 技術ドキュメント トップ]

EOS(End Of Support)とはメーカが製品のサポート(問い合わせ受付、ソフトウェアのバグの修正、脆弱性対応など)を終了することです。システムの保守を行う場合、EOSに注意することはとても重要です。なぜならEOSを経過した製品を使用することにより、障害時などにシステムが停止して復旧することが不可能となる可能性があるためです。EOSが到来する前に新システムを構築する必要があります。(システムの更改)

1.ハードウェアのEOS

ハードウェアのEOSは重要です。もしEOSを経過した場合、ハードディスクなどが故障しても交換品はメーカより提供されません。中古品など自力で探し出すか、故障したまま RAID により稼動させるしかありません。いずれにせよ、システムの継続が困難になります。

一般的にハードウェアEOSは一年あるいは半年程度前にメーカから発表されます。常にシステムで使用しているEOSの日付が発表されていないか確認する必要があります。

例:IBM機器のIBM オファリング情報 (2013年5月に確認)


2.ソフトウェアのEOS

ソフトウェアのEOSは重要です。

・障害時のトラブル対応(メーカによる問い合わせ対応)
・ソフトウェア障害(不具合、バグ)の修正リリース。

特にOSの場合は脆弱性(セキュリティ関連の弱点)に対応するパッチのリリースがとても重要です。例としてMicrosoft からアナウンスされている、Windows XP サポート終了(日本時間で2014年4月9日) の影響について引用します。

Windows XP サポート終了の影響:
セキュリティ更新プログラムの提供をはじめとした、全てのサポート サービスが終了されます。そのため、サポート期間の終了したソフトウェアを継続利用することは、主にセキュリティ上の理由でおすすめできかねます。

サポートが終了したOSを使用することは大変危険です。コンピュータ内に保存された個人情報、写真などのデータが簡単に盗まれる、インターネットに流出する可能性があります。入力したクレジット番号が盗まれる可能性があります。メールが盗聴される可能性があります。それは深刻な脆弱性(セキュリティホール)が発見されても、それを修正するプログラムがOSメーカから提供されないためです。

3.システムの移行

EOSに対応するため、システムを移行する必要があります。その時に注意すべき点をまとめます。

(1)ハードウェアEOS対応

・システムを構築中では現行稼動機EOS対応機が平行して動作することとなります。よってソフトウェア(OSやアプリケーション)のライセンスが2重に発生します。2重の支払いが必要かソフトウェアメーカに確認する必要があります。
・新たなハードウェア構築と合わせてソフトウェアの最新版へのバージョンアップも検討する必要があります。例えばハードウェアEOS対応後の1年後にまたソフトウェアEOS対応では費用が2重にかかります。
・ハードウェアEOSの場合、仮想化 (P2V技術)の検討も有効です。この場合システム構築の費用が大幅に削減されます。ただしソフトウェアのEOSやライセンスには注意が必要です。
・一般的に買い換えるとサーバ機の性能はアップします。CPUの個数やコア数が増えるとソフトウェアのライセンス費用が高くなる場合があります。
・新しいサーバを購入する場合、その機種のおおよそのEOSをメーカに確認すると良いでしょう。古く安い機種を購入した場合、すぐにEOSが到来して、寿命が短く結局買い替えで高くつく場合があります。

(2)ソフトウェアEOS対応

・ソフトウェアのライセンスが1年のサブスクリプションとして提供される場合、ソフトウェアを更改時に切り替えると月割で契約できない場合には費用の無駄が発生します。例えばソフトウェアの使用が残り半年でも1年分のサブスクリプション費用が発生するなど。
・ソフトウェアをバージョンアップする場合、オプションが変更されている場合があります。オプションの意味を再度確認し設計する必要があります。
・ソフトウェアを買い換える場合、そのソフトウェアのおおよそのEOSをメーカに確認すると良いでしょう。せっかくソフトウェアを買い換えても、すぐにEOSが到来して、寿命が短く結局買い替えで高くつく場合があります。

[Windows 技術ドキュメント トップ]
[FAQ CENTER トップ]