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Windows Server 2008 R2 メモリダンプ 設定 まとめ

1.ダンプファイルの種類
メモリダンプには「完全メモリダンプ」「カーネルメモリダンプ(デフォルト)」「最小メモリダンプ(128KB)」の3種類があります。

(1)完全メモリダンプ
・物理メモリの内容をすべてファイルに出力します。サイズは実メモリ + 1M。です
・ブートパーティションに物理メモリ + 1Mの空き容量が必要です。
2Gを超えるのメモリを搭載している場合には管理ツールでは「完全メモリダンプ」を選択できません。この場合には以下のレジストリ設定で設定を行います。

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\CrashControl
値:CrashDumpEnabled
データ:0x1(REG_DWORD)

・「規定のファイルに上書きしない」を設定した場合、すでにメモリダンプが存在する場合にはダンプファイルは出力されません。

(2)カーネルメモリダンプ(デフォルト)
・物理メモリ内のカーネル部分のみファイルに出力します。
・ブートパーティションに150MB〜2Gの空き容量が必要です。
・「規定のファイルに上書きしない」を設定した場合、すでにメモリダンプが存在する場合にはダンプファイルは出力されません。

(3) 最小メモリダンプ(128KB)
・以下の情報が含まれたファイルが出力されます。


・他のメモリダンプと異なり、基本的に上書きされません。

2.メモリダンプの作成方法
クラッシュが発生した場合、メモリダンプはページファイルへ上書きされます。その後サーバを再起動した場合、このページファイルがメモリダンプにリネーム(rename)されます。その後ページファイルが新規に作成されます。ただしメモリダンプの保存先がブートパーティション以外の場合には、ページファイルが一度 Dumpxxx.tmp ファイルにリネーム(rename) した後にページファイルを作成し、その後 Dumpxxx.tmp ファイルを別パーティションのメモリダンプへコピーされます。この場合ブートパーティションに別途物理メモリ + 1Mサイズの空き容量が必要となります。

3. DedicatedDumpFile
メモリダンプと同サイズのブートパーティション上のページファイルを作成できない場合にはその他パーティションにDedicatedDumpFile としてメモリダンプ出力専用のページファイルを作成することができます。

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CrashControl
値:DedicatedDumpFile
データ:<ドライブ名>+<パス> (文字列値)

4.物理メモリよりページファイルサイズが小さい場合
完全メモリダンプを選択している状況で、物理メモリよりページファイルサイズが小さい場合には以下のイベントログを出力してメモリダンプの出力に失敗する場合があります。

イベント ID: 49
種類: エラー
イベント ソース: volmgr
説明: クラッシュ ダンプのページ ファイルの構成に失敗しました。ブート パーティションにページ ファイルがあり、ページ ファイルの大きさがすべての物理メモリを含むのに十分であることを確認してください。

この場合以下のレジストリを設定します。

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\CrashControl
値:IgnorePagefileSize
データ:0x1(REG_DWORD)

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