予期しないシャットダウンの理由をイベントの追跡ツールに記録するWindowsコマンド

Windows 環境におけるOSをシャットダウンあるいは再起動するコマンドである shutdown.exe
の便利なオプションに関して説明します。


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目的:
予期しないシャットダウンの理由をイベントの追跡ツールに記録するWindowsコマンド

オプション名:
/e

説明:
Windows が異常終了(例えばシャットダウンを実行せずに電源をオフした場合など)した場合、その理由をイベントの追跡ツール(イベントトラッカー)に記録するコマンドです。 /d オプションと合わせて指定します。

例えば停電でWindowsが異常終了した場合、その後電源が復旧してWindowsが起動してきたとします。この時点ではイベントの追跡ツールには何も記載されていません。ユーザがイベントの追跡ツールとしてWindows イベントログに原因を記憶しておきたい場合、このコマンドを使用します。

(*)グループポリシーで「シャットダウン イベントの追跡ツールを表示する」が有効であり、その中で「常に表示する」などが選択されている必要があります。

例えば shutdown /e /d p:0:0 を実行すると、イベントログに以下が記録されます。

ログの名前: System
ソース: User32
日付: 2017/03/24 0:00:00
イベント ID: 1076
タスクのカテゴリ: (2)
レベル: 警告
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: DESKTOP-XXXXXXX
説明:
ユーザー DESKTOP-XXXXXXX\username は、このコンピューターの前回の予期しない再起動の理由として、次の理由を提供しました: この理由のタイトルが見つかりません
理由コード: 0x80000000
問題 ID:
バグチェック文字列:
コメント:
イベント XML:

使用例:

shutdown /e /d p:0:0


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shutdown.exe コマンドオプション 一覧