このページでは無線LANの暗号化の比較、どの暗号化が強力か解説します。(2013年9月現在)
暗号化方式 | 説明 | 暗号化アルゴリズム | 暗号化 |
WEP | ・無線LAN初期のころの暗号化で非常に弱い暗号。 ・WEPキーが暗号化キーとして永続的に使用される。 ・簡単に解読される。一度解読されると永遠に通信が盗聴されることになる。 ・この暗号化は危険なので使用しない。(ただしゲーム機などではWEPのみしか使用できない場合もあり。) |
RC4 | 非常に弱い |
WPA | ・WEPの脆弱性の対策として策定された。 ・TKIPあるいはAES使用が必須。 ・TKIPの場合、定期的に鍵が生成される。事前共有キー(プレシェアードキー)を元に暗号を生成。 ・AESと合わせて使うのが一番セキュリティ上強固と言われている。(WPAとWPA2ではAESを使えば安全度は同じと言われている) |
TKIP+RC4 | 弱い |
AES | 強い | ||
WPA2 | ・WPAの後継 ・TKIPあるいはAES使用が必須。 ・TKIPの場合、定期的に鍵が生成される。事前共有キー(プレシェアードキー)を元に暗号を生成。 ・AESと合わせて使うのが一番セキュリティ上強固と言われている。(WPAとWPA2ではAESを使えば安全度は同じと言われている) |
TKIP+RC4 | 弱い |
AES | 強い |
WEP:Wired Equivalent Privacy
TKI: Temporal Key Integrity
WPA:WiFi Protected Access
AES:Advanced Encryption Standard
まとめると、暗号化アルゴリズムには以下の5種類があります。
(1)WEP
(2)WPA + PSK(TKIP)
(3)WPA + PSK(AES)
(4)WPA2 + PSK(TKIP)
(5)WPA2 + PSK(AES)
WAP/WPA2 mixed モードとは WPA/WPA2どちらの機器でも対応な可能なことです。
2013年現在では(3)か(5)の暗号が一番セキュリティ上強固と言われています。