IE11のオプションである"暗号化されたページをディスクに保存しない"の意味、使い方、推奨設定に関して説明します。
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オプション名:
暗号化されたページをディスクに保存しない
概要:
これはSSL通信結果をローカルにキャッシュしないを設定するオプションです。
IE11(11.0.10240.16431、Windows10で確認)でのデフォルト:
無効
説明:
このオプションがオンの場合は、暗号化されページ(SSL等)で表示された内容がローカルにキャッシュとして保管されます。暗号化サイトでクレジットカード番号やパスワードが表示されていた場合、暗号化されない状態でローカル保管されてしまうため、そのパソコンにアクセス可能な第三者が容易にそれらを盗むことが出来てしまいます。ただしこれらを回避するために設定をオフにした場合、Webサービスによっては正常に画面が表示されない場合があります。またSSLでファイルをダウンロードする場合、ファイルをキャッシュに書き込まないため、ダウンロードに失敗する場合があります。この現象を回避するには「https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2649768」に記載されている「 BypassSSLNoCacheCheck」があります。
このオプションをオンにしても、キャッシュに画像やcssファイル はダウンロードされました。httpsファイルはキャッシュに残りませんでした。
推奨設定:
古いバージョンではこのオプションはデフォルトでオンでしたが、IE11などでは処理が厳格になりこのオプションをオンにすると正常動作しない画面が多数発生しました。
おそらくこれが原因でデフォルトでオンになったと思います。
オン、オフは使用するユーザが判断してください。仮にオフにした場合はクレジットカードを入力した後は、ブラウザのキャッシュをクリアするなどの作業は必要です。
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