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[Windows 11 サービス一覧] - [DNS Client]
【目次】
サービス名 | Dnscache |
表示名 | DNS Client |
dll / exe 名 | C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k NetworkService -p |
説明 (マイクロソフト情報より引用) | DNS クライアント サービス (dnscache) により、このコンピューターのドメイン ネーム システム (DNS) 名がキャッシュされ、フル コンピューター名が登録されます。サービスが停止されると、 DNS 名は引き続き解決されます。しかし、DNS 名のクエリの結果はキャッシュされず、コンピューター名は登録されません。サービスが使用不可にされた場合、このサービスに明示的に依存するサービスはすべて起動できなくなります。 |
セキュアPC上の起動必要性 | ◎ |
◎起動を強く推奨、○起動を推奨、△環境による、×停止を推奨、××停止を強く推奨
C:\>ipconfig /displaydns
Windows IP 構成
DNS リゾルバー キャッシュを表示できませんでした。
C:\>ipconfig /flushdns
Windows IP 構成
DNS リゾルバー キャッシュをフラッシュできませんでした: 関数は実行中に失敗しました。
必要なサービスか
ホストの名前解決のキャッシュに使用します。特に必要の無い限り自動起動としてください。停止させる理由もないでしょう。停止するとブラウザでのインターネットアクセスが逆に遅くなります。
私の環境(Windows 10 バージョン1803) では services.msc から停止しようとしても以下のとおりメニューがグレイアウトされて停止することができませんでした。しかし停止可能な古いバージョンもあるようです。
net コマンドで停止しようとしても以下の通り停止できません。そもそも SCM (Service Control Manager)からの停止コマンドはサポートしていないようです。
C:\WINDOWS\system32>net stop dnscache
要求した一時停止、続行、または停止は、このサービスには無効です。
NET HELPMSG 2191 と入力すると、より詳しい説明が得られます。
またスタートタイプも"無効"に変更できません。
C:\>sc config dnscache Start= disabled
[SC] OpenService FAILED 5:
アクセスが拒否されました。
停止させたり無効化することは考えない方が良さそうです。
サービスの起動方法を変更する
サービスの起動方法を変更にする方法を紹介します。サービス管理ツール(services.msc) で設定します。Windows 11 の画面で説明します。(1)スタートメニューから[管理ツール] - [サービス]を選択します。
(2)以下の画面が表示されるため、"DNS Client"をダブルクリックします。
(3)「スタートアップの種類」から起動のタイプを設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
各起動設定の内容は以下の通りです。
自動(延滞開始)・・・・・他の自動起動サービスが全て起動されてから起動されます。
自動・・・・・Windows 起動時に自動で起動されます。
手動・・・・・自動では起動されませんが、手動あるいは他のサービスなどから起動することが可能です。
無効・・・・・自動起動されません。手動でも起動できません。
自動(トリガー)・・・・・Windows 起動時に自動起動されますが、役目が終了したら自動的に停止します。
手動(トリガー)・・・・・他のサービスなどから起動されますが、役目が終了したら自動的に停止します。
sc コマンドでサービスを設定する
次にsc コマンドでコマンドプロンプトより設定する方法を紹介します。(1)管理者でコマンドプロンプトを開きます。
(2)以下のコマンドを実行します。
自動起動設定
C:\>sc config Dnscache Start= auto
【注意】Powershellで実行すると、sc がコマンドレットである set-contentとバッティングしエラーとなるので注意してください。C:\WINDOWS\system32\sc.exe などフルパスで指定するなどの工夫が必要です。
手動
無効C:\>sc config Dnscache Start= demand
自動(延滞開始)C:\>sc config Dnscache Start= disabled
sc コマンドで以下のようなエラーが発生する場合はコマンドプロンプトを管理者として実行してください。C:\>sc config Dnscache Start= delayed-auto
C:\>sc stop ServiceName
[SC] OpenService FAILED 5:
アクセスが拒否されました。サービスを手動開始する
サービスを手動で開始する方法を紹介します。sc コマンドにより起動します。
他の方法として net コマンドでも開始させることが可能です。C:\>sc start Dnscache
C:\>net start Dnscache
サービスを手動で停止する
サービスを手動で停止する方法を紹介します。sc コマンドにより停止します。
他の方法として net コマンドでも停止させることが可能です。C:\>sc stop Dnscache
C:\>net stop Dnscache
サービスの設定を確認する
sc コマンドを利用してサービスの設定を確認する方法を紹介します。
sc コマンドを利用してサービスの起動設定(自動、手動、無効など)を確認することが可能です。c:\>sc queryex Dnscache SERVICE_NAME: Dnscache TYPE : 30 WIN32 STATE : 4 RUNNING (NOT_STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, IGNORES_SHUTDOWN) WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0) SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0) CHECKPOINT : 0x0 WAIT_HINT : 0x0 PID : 2844 FLAGS :
c:\>sc qc Dnscache [SC] QueryServiceConfig SUCCESS SERVICE_NAME: Dnscache TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS START_TYPE : 2 AUTO_START ERROR_CONTROL : 1 NORMAL BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k NetworkService -p LOAD_ORDER_GROUP : TDI TAG : 0 DISPLAY_NAME : DNS Client DEPENDENCIES : nsi SERVICE_START_NAME : NT AUTHORITY\NetworkServiceサービスが起動中か確認する
net start コマンドを利用してサービスが起動中か確認することが可能です。findstr の 戻り値 (ERRORLEVEL)で結果の判定が可能です。
サービス起動中なら文字列が存在するはずなので findstr で検索しています。
c:\>net start | findstr -i /c:"DNS Client" DNS Client c:\>rem 0で実行中、その他は1、findstr失敗は2 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 0 echo 起動中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 1 echo 停止中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 2 echo 不明 起動中sc コマンドを利用してサービスが起動中か確認することが可能です。findstr の 戻り値 (ERRORLEVEL)で結果の判定が可能です。
サービス起動中なら"Status"が"Running" であるためfindstr で検索します。
c:\>sc query Dnscache | findstr -i State | findstr -i Running STATE : 4 RUNNING c:\>rem 0で実行中、その他は1、findstr失敗は2 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 0 echo 起動中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 1 echo 停止中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 2 echo 不明 起動中レジストリからサービスの設定を確認する
レジストリから reg コマンドでサービスの設定を確認する方法を紹介します。サービスの設定はレジストリに保存されています。その値を確認します。
c:\>reg query HKLM\System\CurrentControlSet\services\Dnscache | findstr -i "group ObjectName DependOnService ErrorControl RequiredPrivileges ServiceSidType" DependOnService REG_MULTI_SZ Tdx\0nsi ErrorControl REG_DWORD 0x1 Group REG_SZ TDI ObjectName REG_SZ NT AUTHORITY\NetworkService RequiredPrivileges REG_MULTI_SZ SeChangeNotifyPrivilege\0SeCreateGlobalPrivilege ServiceSidType REG_DWORD 0x1[ホーム] - [Windows 11 サービス一覧]
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