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[Windows 11 サービス一覧] - [Data Sharing Service]
【目次】
サービス名 | DsSvc |
表示名 | Data Sharing Service |
dll / exe 名 | C:\WINDOWS\System32\svchost.exe -k LocalSystemNetworkRestricted -p |
説明 (マイクロソフト情報より引用) | アプリケーション間でデータのやり取りを処理します。 |
セキュアPC上の起動必要性 | × |
◎起動を強く推奨、○起動を推奨、△環境による、×停止を推奨、××停止を強く推奨
ログの名前: System
ソース: Service ControlManager
イベント ID: 7023
レベル: エラー
説明:
DataSharing Service サービスは、次のエラーで終了しました:
%%3239247874
User Access Logging Service (UALSVC) と、Data Sharing Service (DsSvc)を同時に起動するとこのエラーが発生するとのことです。同時に同じリソースにアクセスするため競合が発生してしまうとのことです。
Windows Server 2016 環境ではサービスは svchost というモデルで構成されています。サービスごとにプロセスを起動するとシステムに負荷がかかります。これを回避するため一つの svchost プロセスで複数のサービスを管理しています。
おそらくUser Access Logging Service (UALSVC) と、Data Sharing Service (DsSvc)が同じ svchost に含まれるため本エラーが発生していると思われます。以下のコマンドにより別のプロセスで実行するよう設定します。これで回避できると思われます。
Sc config ualsvc type= own
Sc config dssvc type= own
Windows 10 環境では恐らく User Access Logging Service (UALSVC)サービスは存在しないのでこの設定は不要と思われます。
参考:
svchostの役割とは
サービスの起動方法を変更する
サービスの起動方法を変更にする方法を紹介します。サービス管理ツール(services.msc) で設定します。Windows 11 の画面で説明します。(1)スタートメニューから[管理ツール] - [サービス]を選択します。
(2)以下の画面が表示されるため、"Data Sharing Service"をダブルクリックします。
(3)「スタートアップの種類」から起動のタイプを設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
各起動設定の内容は以下の通りです。
自動(延滞開始)・・・・・他の自動起動サービスが全て起動されてから起動されます。
自動・・・・・Windows 起動時に自動で起動されます。
手動・・・・・自動では起動されませんが、手動あるいは他のサービスなどから起動することが可能です。
無効・・・・・自動起動されません。手動でも起動できません。
自動(トリガー)・・・・・Windows 起動時に自動起動されますが、役目が終了したら自動的に停止します。
手動(トリガー)・・・・・他のサービスなどから起動されますが、役目が終了したら自動的に停止します。
sc コマンドでサービスを設定する
次にsc コマンドでコマンドプロンプトより設定する方法を紹介します。(1)管理者でコマンドプロンプトを開きます。
(2)以下のコマンドを実行します。
自動起動設定
C:\>sc config DsSvc Start= auto
【注意】Powershellで実行すると、sc がコマンドレットである set-contentとバッティングしエラーとなるので注意してください。C:\WINDOWS\system32\sc.exe などフルパスで指定するなどの工夫が必要です。
手動
無効C:\>sc config DsSvc Start= demand
自動(延滞開始)C:\>sc config DsSvc Start= disabled
sc コマンドで以下のようなエラーが発生する場合はコマンドプロンプトを管理者として実行してください。C:\>sc config DsSvc Start= delayed-auto
C:\>sc stop ServiceName
[SC] OpenService FAILED 5:
アクセスが拒否されました。サービスを手動開始する
サービスを手動で開始する方法を紹介します。sc コマンドにより起動します。
他の方法として net コマンドでも開始させることが可能です。C:\>sc start DsSvc
C:\>net start DsSvc
サービスを手動で停止する
サービスを手動で停止する方法を紹介します。sc コマンドにより停止します。
他の方法として net コマンドでも停止させることが可能です。C:\>sc stop DsSvc
C:\>net stop DsSvc
サービスの設定を確認する
sc コマンドを利用してサービスの設定を確認する方法を紹介します。
sc コマンドを利用してサービスの起動設定(自動、手動、無効など)を確認することが可能です。c:\>sc queryex DsSvc SERVICE_NAME: DsSvc TYPE : 30 WIN32 STATE : 4 RUNNING (STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, ACCEPTS_PRESHUTDOWN) WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0) SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0) CHECKPOINT : 0x0 WAIT_HINT : 0x0 PID : 13524 FLAGS :
c:\>sc qc DsSvc [SC] QueryServiceConfig SUCCESS SERVICE_NAME: DsSvc TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS START_TYPE : 3 DEMAND_START ERROR_CONTROL : 0 IGNORE BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\System32\svchost.exe -k LocalSystemNetworkRestricted -p LOAD_ORDER_GROUP : TAG : 0 DISPLAY_NAME : Data Sharing Service DEPENDENCIES : SERVICE_START_NAME : LocalSystemサービスが起動中か確認する
net start コマンドを利用してサービスが起動中か確認することが可能です。findstr の 戻り値 (ERRORLEVEL)で結果の判定が可能です。
サービス起動中なら文字列が存在するはずなので findstr で検索しています。
c:\>net start | findstr -i /c:"Data Sharing Service" Data Sharing Service c:\>rem 0で実行中、その他は1、findstr失敗は2 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 0 echo 起動中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 1 echo 停止中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 2 echo 不明 起動中sc コマンドを利用してサービスが起動中か確認することが可能です。findstr の 戻り値 (ERRORLEVEL)で結果の判定が可能です。
サービス起動中なら"Status"が"Running" であるためfindstr で検索します。
c:\>sc query DsSvc | findstr -i State | findstr -i Running STATE : 4 RUNNING c:\>rem 0で実行中、その他は1、findstr失敗は2 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 0 echo 起動中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 1 echo 停止中 c:\>rem if %ERRORLEVEL% == 2 echo 不明 起動中レジストリからサービスの設定を確認する
レジストリから reg コマンドでサービスの設定を確認する方法を紹介します。サービスの設定はレジストリに保存されています。その値を確認します。
c:\>reg query HKLM\System\CurrentControlSet\services\DsSvc | findstr -i "group ObjectName DependOnService ErrorControl RequiredPrivileges ServiceSidType" ErrorControl REG_DWORD 0x0 ObjectName REG_SZ LocalSystem RequiredPrivileges REG_MULTI_SZ SeImpersonatePrivilege\0SeCreateGlobalPrivilege ServiceSidType REG_DWORD 0x1[ホーム] - [Windows 11 サービス一覧]
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