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PsPing でリモート機器のポート番号が開いているか確認する

無料ダウンロードURL: https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/psping

exe名: psping.exe


psping の目的


このツールはリモートの機器に対してTCP ポート番号を指定してPINGを送信します。ポートがオープン化確認します。PING ツールにとても似ています。
PINGは一般的にリモートの機器が起動しているか、生存確認を行います。しかしPINGの応答を待つだけで、特定のポートが開いているかは確認できません。
要するにリモートの機器が起動していることは確認できても、TCPサービスであるWeb(ポート80)、HTTPS(443)、メール(25)などが使えるかは分かりません。

そこでこのツールの出番です。このツールはリモートの IPアドレス(あるいはホスト名)とポート番号を指定して PING を送信することが可能となります。
要するに IP アドレス a,b,c,d の ポート x 番が開いているかを確認することが可能です
システムで問題が発生した場合まど、このツールを使ってどこに不具合が発生しているか切り分けることが可能です。

psping の実行例




以下は 10.0.0.1 の ポート 80 番の応答確認を行います。

C:\>psping 10.0.0.1:80

PsPing v2.10 - PsPing - ping, latency, bandwidth measurement utility
Copyright (C) 2012-2016 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

TCP connect to 10.0.0.1:80:



以下は開いていないポートである 8080 に pingを送信しています。開いていなのでエラー終了しています。


C:\>psping 10.0.0.1:8080

PsPing v2.10 - PsPing - ping, latency, bandwidth measurement utility
Copyright (C) 2012-2016 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

TCP connect to 10.0.0.1:8080:
5 iterations (warmup 1) ping test:
Connecting to 10.0.0.1:8080 (warmup): from 0.0.0.0:56213:
タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。
Connecting to 10.0.0.1:8080: from 0.0.0.0:56215:
タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。
Connecting to 10.0.0.1:8080: from 0.0.0.0:56218:
タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。
Connecting to 10.0.0.1:8080: from 0.0.0.0:56219:
タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。
Connecting to 10.0.0.1:8080: from 0.0.0.0:56220:
タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。

TCP connect statistics for 10.0.0.1:8080:
Sent = 4, Received = 0, Lost = 4 (100% loss),
Minimum = 0.00ms, Maximum = 0.00ms, Average = 0.00ms




以下は www.example.com の 80 番ポート (一般的な http )に対して PING を送信します。
(実アクセスは置き換えています)
このサイトは公開されているサイトなので 当然ですが 80番に対して応答が戻ります。


C:\>psping www.example.com:80

PsPing v2.10 - PsPing - ping, latency, bandwidth measurement utility
Copyright (C) 2012-2016 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

TCP connect to a.b.c.d.63:80:
5 iterations (warmup 1) ping test:
Connecting to a.b.c.d.63:80 (warmup): from e.f.g.h:*****: 11.26ms
Connecting to a.b.c.d.63:80: from e.f.g.h:*****: 10.77ms
Connecting to a.b.c.d.63:80: from e.f.g.h:*****: 11.24ms
Connecting to a.b.c.d.63:80: from e.f.g.h:*****: 10.84ms
Connecting to a.b.c.d.63:80: from e.f.g.h:*****: 11.66ms

TCP connect statistics for a.b.c.d:80:
Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Minimum = 10.77ms, Maximum = 11.66ms, Average = 11.13ms




(注意1)このツールを使用するなら"Windows Sysinternals" ツールをダウンロードしてください。(https://technet.microsoft.com/ja-jp/bb545027)
(注意2)パスを設定するには以下のようなコマンドを実行します。(C:\tools\Sysinternalsにインストールした場合)
C:\> set path=%path%;C:\tools\Sysinternals
(注意3)デフォルトではライセンス同意のダイアログが表示されます。これを省略するには /accepteula を指定します。
例: C:\> Winobj.exe /accepteula

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