Windows Server 2016の新機能に Nano Server があります。
前バージョンのWindows Server 2012 では通常インストールとServer Core インストールがありました。
Server Core では GUI を省略するインストールバージョンでしたが、Nano Server はさらに小型化されています。
以下の特徴があります。
GUIなし
32ビットアプリ動作しない
ログイン機能なし
RDP接続不可
一部の主要コンポーネントサポートなし
特定の機能を削減するため、「消費リソースの極小化」「サイズの極小化」「適用パッチの回数削減」「起動速度の高速化」を実現しています。
管理はリモートから powershell や wmi を使用して行います。
何故このエディションが出たのでしょうか。
恐らくクラウド、仮想化によりサーバのコモディティ化のため多くのサーバを少ない管理コストで動作させるニーズより開発されたのではと思います。
何百台ものサーバをクラウドで格安で稼働、管理する。管理はシェルで自動化。もはやオペレーターがWindowsにログオンして管理する時代は過ぎ去ろうとしているのかもしれません。