Windows 10 では標準でMicrosoft Edge (以下Edge) とインターネットエクスプローラ(以下IE)の二つのブラウザが搭載されています。デフォルトブラウザはEdgeが設定されています。Edge
とIEの大きな違いはレンダリングエンジンです。これは HTML やCSSを解析して表示する機能ですが、全く異なるエンジンが使用されています。IEでは
Trident が使用されていましたが、Edge では 名前そのままの Edge がレンダリングエンジンとして使用されています。IEは最後のバージョンは(2016年現在はIE
11が最後のバージョン)とされていますが、過去のIEの互換性が重視されたレンダリングエンジンとなっています。なぜなら社内のイントラネットシステムで使用された場合、IEのバージョンが上がったとたん使用出来なくなるととても困るため、IEでは過去のバージョンの互換性が最重要視されていた訳です。
一方EdgeではIEとは異なりメージャーバージョンアップは行われないようです。よってIEのようにバージョンごとにテストが必要となり、開発者の負担が増えるようなことはなくなるようです。
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IE では過去のIEとの互換性を重視しています。
Edgeでは他のブラウザ(レンダリング)との互換性を重視しています。
他のレンダリングは以下のようなレンダリングが存在します。
レンダリング名 | 特徴 | 主な使用ブラウザ |
WebKit | アップルが中心でMac OS のSafarirのレンダリングとして開発。元はUNIS 系のKHTMLソフトウェア・ライブラリ。 現在はオープンソフト。 |
Safari |
Blink | Webkitからの分岐。 | Chorome |
Gecko | Netscape あるいは Mozilla向けのオープンソフトのレンダリング。 | Firefox |
Trident | IE4から使用される。IE11が最後のバージョンの予定。MSHTMLと呼ばれれる。 | IE |
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最終更新日:2016/9/18