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Windowsを使用していると、突然操作が遅くなる場合があります。
タスクマネージャーを起動すると特定のCPUの負荷率(場合によっては100%)になっている場合もあります。
このプロセスの役割は何?高CPU使用率の場合の対処は?プロセスを止めていいの?などを説明します。
software_reporter_tool.exe実行中のプロセスが存在するかは、以下のコマンドで確認が可能です。
C:\>tasklist | findstr /I software_reporter_tool.exe
Software Report Tool
私の環境では以下のパスにファイルが存在しました。Windows環境により変わってくる可能性があります。 C:\Users\username\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\SwReporter\90.262.200\software_reporter_tool.exe(注意)上記は代表的なパスでその他フォルダにもファイルが存在する可能性があります。
"Software Report Tool"とは Google Chrome(ブラウザ)でChromeの実行に問題が発生した場合、その状況をGoogleに送信する機能です。Report とは文字通りレポートでGoogleに状況を報告します。Google社はこの情報を元にデバッグを行うものと思われます。何らかの原因でこのプロセス(software_reporter_tool.exe) で問題が発生しCPUがフルになる可能性があります。タスクマネージャを見ると、software_reporter_tool.exeが CPU Usage 100%あるいは50%以上と高い状態になっています。場合によってはマウスが砂時計になりっぱなしとなります。
この機能はGoogleに情報を行うのが主機能なので、問題が多発するなら停止してしまってもかまわないでしょう。停止するには以下を実行します。
"Software Report Tool"を停止する:
(1)Chromeから"設定"を開く
(2)一番下の"詳細設定"を選ぶ
(3)一番下の"パソコンのクリーンアップ"を選ぶ
(4)"このクリーンアップ中にパソコン上で見つかった有害なソフトウェア、システム設定、プロセスについて詳細なレポートをGoogleに送信する"のチェックをオフにする
(5)ただしこの方法だとChrome再起動で元に戻ってします。あくまでも一時対処(ワークアラウンド)である。
Chrome再起動でも元に戻さない場合はファイル名を変更してしまう方法が考えられる。
もちろんサポートされている方式ではないので自己責任で。(パスの中のusernameはユーザ名である。数字はバージョンに依存するので必要に応じて変更する。)
【元ファイル】
C:\Users\username\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\SwReporter\90.262.200\software_reporter_tool.exe
【変更例】
C:\Users\username\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\SwReporter\90.262.200\software_reporter_tool.exe_org
しかしこの方法ではWindows 再起動で復旧してしまう。この方法では実現できない。
半永久的に変更するにはsoftware_reporter_tool.exeのアクセス権を変更してWindowsでも変えられなくしてしまうことである。
(1)エクスプローラで software_reporter_tool.exe のプロパティを開く
(2)[セキュリティ]タブを開く
(3)[詳細設定]を開く
(4)[継承の無効化]を開く
(5)[このオブジェクトから継承されたアクセス許可を全て削除します]をチェックする
以下の警告が表示されたら成功である。
------------------------------------------------
software_reporter_tool.exeへのユーザー アクセスをすべて拒否しました。誰も software_reporter_tool.exe にアクセスできなくなり、所有者だけがアクセス許可を変更できます。
続行しますか?
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この状態でsoftware_reporter_tool.exeをダブルクリックしてみる。もし"指定されたデバイス、パスまたはファイルにアクセスできません。"と表示されたら成功である。
・アンチウィルスでシステム、及び全部のドライブのアンチウィルスを実行します。(アンチウィルスは最新版に更新すること。更新しないと意味がない。)・所定の場所に存在しないファイルはウィルス、スパイウェア、RATの可能性があるので要注意です。
・Windowsを再起動します。
・以下のsfcコマンドによるシステムファイルチェックを実行します。
C:\>sfc /scannow
本ページは2016年4月における情報を元に記載しています。今後仕様が変更になる場合があります。
情報の正確性は保証されません。仕様変更後に情報が更新されるとは限りません。自己責任で参考にしてください。
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