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【wsb】サンドボックスをカスタマイズする wsb 設定ファイルとは | Windowsサンドボックス




サンドボックスをカスタマイズする



メニューから "Windows sandbox"を選択して起動するとカスタマイズされない状態で起動されます。
カスタマイズするには wsb ファイルを新規に作成します。フォルダはどこでもかまいません。2019年6月現在ではOSには含まれないため、インターネットなどからサンプルをダウンロードして流用するとよいでしょう。

ホストOS上でファイルを生成すると以下のようなアイコンとなります。このアイコンをダブルクリックすることによりサンドボックスが起動されます。




一般的な設定ファイル


以下は一般的な設定ファイルのサンプルです。

<Configuration><VGpu>Default</VGpu>
<Networking>Default</Networking>
<MappedFolders>
<MappedFolder>
<HostFolder>C:\temp\sandbox</HostFolder>
<ReadOnly>true</ReadOnly>
</MappedFolder>
</MappedFolders>
<LogonCommand>
<Command>notepad</Command>
</LogonCommand>
</Configuration>



次にそれぞれの項目の詳細を紹介します。

<VGpu>〜</VGpu>


仮想GPUの設定を行います。


<VGpu>Disable</VGpu>



Default ‐ デフォルト
Disable ‐ 使用しない
Enable ‐ 使用する


<Networking>〜</Networking>


ネットワークの設定を行います。Disableに設定するとサンドボックスは外部と通信できません。
大文字小文字は区別されます。


<Networking>Disable</Networking>




Default ‐ デフォルト
Disable ‐ ネットワークを無効化
Enable ‐ ネットワークを有効化(インターネットなど外部通信が可能)

<MappedFolders>〜</MappedFolder>


"ホストOS側のファイル"を"サンドボックス側"からアクセスさせたい場合に設定します。
設定ファイルではこの逆はできません。

以下の例では C:\temp\sandbox をサンドボックス側のOSに見せる設定です。


<MappedFolders>
<MappedFolder>
<HostFolder>C:\temp\sandbox</HostFolder>
<ReadOnly>true</ReadOnly>
</MappedFolder>
</MappedFolders>



ReadOnlyを true に設定すると共有しているホストOS側のファイルはサンドボックスからは編集できません。(読み込むだけ)

HostFolder - ホストOSf側で共有する(サンドボックスに見せる)フォルダを指定

ReadOnly:
true - 読み取りのみ
false - 読み取り以外に編集や削除も許可


<LogonCommand>〜</LogonCommand>


サンドボックスOS起動時に実行するファイルを指定します。

以下の例では起動時にメモ帳が起動されます。

<LogonCommand>
<Command>notepad</Command>
</LogonCommand>






必要最低限な構成


以下の例では必要最低限な構成で起動されます。外部通信もできません。(サンドボックスからインターネット接続など)

<Configuration><VGpu>Disable</VGpu>
<Networking>Disable</Networking>
</Configuration>






最終更新日:2019/06/30

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