MBR 形式でパーティションを構成している場合、Windowsの起動パーティションはアクティブ(アクティブパーティション)に設定する必要があります。なんらかの理由でWindows起動パーティションが非アクティブ化された場合、OSが起動できなくなります。そのような場合の修復方法に関して説明します。
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Windows起動パーティションに関してアクティブパーティションで無くなった場合(INACTIVE)、OSが起動出来なくなり以下のような画面が表示されます。
Network boot from Intel E1000e
Copyright (C) 2003-2014 VMware, Inc.
Copyright (C) 1997-2000 Intel Corporation
Client MAC ADDR: ******** GUID:********
PXE-E53: No boot filename received
PXE-M0F: Exiting Intel PXE ROM.
Operating System not found
問題が発生しているシステムに関して、システム修復ディスクあるいはWindows 10 インストールメディアで起動しコマンドプロンプトから確認すると、以下の通り「アクティブ：いいえ」となっています。
DISKPART> detail partition
パーティション 1
種類 : 07
隠し属性 : いいえ
アクティブ : いいえ
オフセット (バイト): 1048576
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
* Volume 3 E ボリューム NTFS Partition 59 GB 正常
簡単に言うと、これは以下の[1]～[3]でいうと、[2]のPCがWindowsを読み込むとき、どのパーティションからWindowsを読み込めばいいのか判断できず、エラーとなっています。
修復するには「トラブルシューティングツール」の「スタートアップの修復」を使用します。「スタートアップの修復」を使用するには「システム修復ディスク」「Windows 10インストールメディア」「回復ドライブ」などから起動が可能です。以下は「Windows 10インストールメディア」で起動した場合の手順を紹介します。
以下の手順により修復します。
(1)Windows インストール DVD をDVDドライブに入れます。
(2)PCの電源をオンにします。
(3)「press any key to boot from cd or dvd」 に任意のキーを押して、Windows インストールメディアから起動します。(メッセージはPCの種類により異なります。)
(4)以下の画面が表示されるので[次へ]を選択します。
(5)以下の画面で[コンピュータを修復する]を選択します。
(6)以下の画面が表示されるため、[トラブルシューティング]を選択します。
(7)「スタートアップ修復」を選択します。
以上でスタートアップの修復処理が自動的に始まります。修復に成功すると自動的にWindowsが起動されます。
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