このページではWindows 環境においてスタートメニューの電源オプションを変更する方法に関して説明します。(2022年4月10日)
Windows 環境においてスタートメニューの電源オプションをカスタマイズするのには主に次の3通りの方法があります。
ポリシで設定
レジストリで設定
powercfg コマンド
それぞれに関してどのような動作になるか説明します。
(注1)実際には Windows 10 21H1 ビルド 19043.1586 で確認しています。他の環境では異なる可能性はあります。
(注2)リモートデスクトップ接続で接続して確認しています。リモートデスクトップ接続でない場合は「切断」は表示されません。
設定方法 | 設定内容 | 設定結果 | 電源オプション |
未設定 | 未設定の状態ではスタートメニューの電源オプションでは次のようなオプションが表示される。(環境にもよる) 以下が表示される。 ・切断(リモートデスクトップで接続している場合に表示。切断する。) ・サインアウト(ログアウト,ログオフする) ・スリープ(スリープ状態にする) ・休止状態(休止状態にする) ・シャットダウン(PCを停止して電源オフする) ・再起動(リブートする) |
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ポリシ(1) | [ユーザの構成] – [管理用テンプレート]-[タスクバーと[スタート]メニュー] で「シャットダウン、再起動、スリープ、休止コマンドを削除して、アクセスできないようにする」 (*)即時適用されます。 |
切断以外非表示 | |
ポリシ(2) | [コンピューターの構成]-[Windowsの設定]-[セキュリティの設定]-[ローカルポリシー]-[ユーザー権利の割り当て]-「システムのシャットダウン」で特定のユーザあるいはグループを除外する。 →シャットダウン以外もすべて非表示となった |
切断以外非表示 | |
レジストリ | キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer 値:NoClose (DWORD 32ビット) データ:1で表示しない、0で表示する (*)Windows再起動で適用。 |
切断以外非表示 | |
powercfg コマンド | powercfg /h off "休止状態"を無効化することにより電源オプションからも削除する。 |
休止状態を非表示 |
(*)Windows Server でPC起動後のサインイン画面で「シャットダウン」を表示させるには以下のポリシーを設定します。
[コンピューターの構成] - [Windows の設定] - [セキュリティの設定] - [ローカル ポリシー] - [セキュリティ オプション] - [シャットダウン: システムのシャットダウンにログオンを必要としない] を無効にします。