Word 校閲・校正機能によるエラーメッセージ一覧とその対処

このページではMicrosoft Word (マイクロソフト製の文書作成アプリ)における「校閲・校正機能」で出力される文法エラーメッセージ一覧とその修正例に関して説明します。Wordで文書を作成していると、文書の下に青い線が表示される場合があると思います。これはその文書で文法的なエラーや誤字脱字があることを表しています。

Microsoft Word で校閲、校正を実行

クリックすると次のような校閲・校正の画面が表示されます。ここで候補から修正することが可能です。

Wordの校閲機能で文書を修正

その時に表示されるメッセージ一覧とその修正例を紹介します。私が知っている一覧でありこれ以外にもメッセージが存在する可能性はあります。2022年3月15日作成


No Microsoft 校閲・校正メッセージ  説明 誤り例 正解例
1 「~たり」は繰り返して使います  繰り返しを表現する「たり」が使用されていますが、1度しか「たり」が出てきません。。 本を読んだり料理する 本を読んだり料理したりする
2 「ら」抜き 可能の意味の「られる」で「ら」が省略されています。 そのリンゴは食べれる そのリンゴは食べられる
3 「い」抜き 「い」を入れるべき場所で「い」が省略されている。 洋服を着てる 洋服を着ている
助詞の連続 助詞が連続しています。 鉛筆で先で字を書く 鉛筆の先で字を書く
5 句読点の連続 句読点が連続しています。 書き込みます。. 書き込みます。
6 単語の重複 単語が重複しています。 推奨推奨されている 推奨されている
7 重ね言葉 同じ意味の言葉が連続しています。  (1)一番最初

(2)まず最初に
「一番」あるいは「最初」 

「まず」」あるいは「最初に」
8 ハイフン‐長音の使い分け 長音が「ー」ではなく「― (ハイフン、マイナス)が使用されています」 ノ―ト ノート
9 送り仮名の誤り 送り仮名に誤りがあります。 (1)承わる

(2)短かい

(3)教る
(1)承る

(2)短い

(3)教わる
10 入力ミス? 入力ミスと思われます。 確認しください 確認してください
11 同音語誤り 同音語で誤りがあります。 絶対絶命 絶体絶命
12 副詞の呼応(~がない) 副詞のペアが正しくありません。
「決して」~「ない」
「まるで」~「のようだ」
決してそのようなことはある 決してそのようなことはない
13 助詞の用法 助詞の用法に誤りがあります。ほとんどがタイプミスです。 本とに鉛筆 本と鉛筆
14 否定の表現が必要(しか) 「しか」の後に否定の表現が有りません。 一つしか有った 一つしか無かった
15 旧仮名 旧仮が利用されています。 3個づつ 3個ずつ
16 誤用語 用語が正しくありません。例えば寝具であるベット(BED)は正しくはベッドです。 ベット ベッド 
17 くだけた表現 くだけた表現が使用されています。 正しいんだっけ 正しいでしょうか


なぜ文書の校閲が大事なのか

インターネットで文書を公開する場合、SEO 対策の観点からしても正しい文書を書くことはとても重要です。Webページで読者が文書を読む場合、誤字脱字や文法誤りが多いと読み手は継続して閲覧するのが嫌になってしまうでしょう。要するにそのWebページの滞在時間が短いということです。Google はanaltics 機能などにより ページの滞在時間を把握することが可能なので、そのような読者の滞在時間が短いページは価値が低いと判断されSEOスコアが低下してしまう可能性があります。これによりGoogle検索順位が下がり、アクセスされにくくなる可能性があります。

Word 意外の文書校正機能

Word意外で有名な文書校正機能付きソフトウェアの一つにジャストシステムの「一太郎」があります。またオンラインサービスでは多くの文書校正サービスが提供されています。オンラインサービスではテキストとし文書をアップロードしたり、Webページ上のテキストエリアに文書をペーストすることで文書の校正が可能です。場合によって使い分けるとよいでしょう。

参考:Word で大量の文書を一括校正する



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