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[バッチファイル サンプル一覧] - [Excel をコマンドプロンプトから実行する ]
単純にExcel.exe を実行する方法です。直接 Microsoft Excel の実行ファイルである EXCEL.EXE を起動しています。
パスは環境により異なります。実際にWindows PC でどこに EXCEL.EXE が存在するか確認してから実行してください。
もし以下のエラーが表示されたらプログラムがダブルクォートでくくられていることを確認してください。ダブルクォート ("〜〜〜")でくくられていない場合は C:\Program と誤認識されて次のエラーが出力されてしまいます。
'C:\Program' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE"
開く Excel ファイルを指定する場合は次のようにパラメータを与えて実行します。
次の例では起動時に"c:\temp\sample.xlsx" ファイルを開きます。
サンプルコード:
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE" c:\temp\sample.xlsx
次の例では同じく "c:\temp\sample.xlsx"を開きます。 start プログラムは拡張子から起動するプログラムを判断して起動します。前の Excel.exe を起動するよりこちらのコマンドの方が分かりやすくてよいと思います。
参考まで xlsx ファイルが関連付けられているプログラムを確認するには以下のコマンドを実行します。
C:\>assoc .xlsx
.xlsx=Excel.Sheet.12
C:\>ftype Excel.Sheet.8
Excel.Sheet.8="C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Root\Office16\EXCEL.EXE" "%1"
サンプルコード:
start c:\temp\sample.xlsx
起動時にオプションを指定することが可能です。以下のようなオプションが存在します。
Excel オプション開始 =========================================================
(1)
/r ブックのパス | ファイル名
指定されたブックを読み取り専用で開く
(2)
/t ブックのパス | ファイル名
指定されたファイルをテンプレートとして開く
(3)
/n ブックのパス | ファイル名
指定されたファイルをテンプレートとして開く
/t と同じ動き
(4)
/e
起動画面を表示せず、新しい空のブックも開かない
(5)
/p ブックのパス
フォルダーをアクティブな作業フォルダーとして指定する。ファイル名を指定して実行などの場合に便利。
(6)
/s
XLStart フォルダーなどをスキップして起動
(7)
/m
XLM マクロ シートを含む新しいブックを新規作成
(8)
/a progID
progID で指定されるオートメーション アドインを読み込み
(9)
/x
Excel を新規プロセスで起動
============================================================================================
次の例では /r を指定することによりファイルを読み込み専用で開きます。編集することはできません。
サンプルコード:
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXE " /r c:\temp\sample.xlsx
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