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ライトスルーとライトバックの違いは | IBM ストレージマネージャ




(1)ライトスルー (write through)
ディスク書き込みが発生した場合、OSはディスクの書き込みが完了するまで待つ。書き込みが完了したら次の処理を行う。
→処理が確実だが、ディスク書き込みの待ちが発生するため処理は遅くなる。(ディスク書き込みはメモリ書き込みより圧倒的に遅い)

(2)ライトバック (write back)
ディスク書き込みが発生した場合、キャッシュメモリに書き込んだ時点で書き込み完了として次の処理を行う。メモリからディスクへの書き込みはCPUなどの処理の負荷が下がった時点で行う。
→メモリに書き込むだけで処理が完了するのでライトスルーと比較して処理は早い。ただし停電等でメモリの内容がロストするとディスクへ書き込んだはずのでデータはロストする。一般的に高価なRAID装置などはバッテリ装置を標準装備し停電/瞬停時にも電源を供給しデータロストを防ぐ。


参考:
BBU(バッテリー・バックアップ装置)
AC電源障害あるいは瞬停発生時にディスクコントローラに電源を供給する装置。キャッシュ上のデータを電源断によりロストすることを防止する。





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