バックアップの方法にも色々ありますが、一番単純な方法であるOSコマンドによるファイルのバックアップ、リストアで本当に戻るか簡単にテストしました。そのときのメモを残します。(2014年1月10日)
環境:
Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
Red Hat Enterprise Linux Server release 5.7 (Tikanga)
前提:アーカイブREDOログファイルは無効化
1.バックアップ
以下のファイルをバックアップしました。
ファイルの種類 | パス(例です。環境によりパスは異なります。) |
データ表領域 | /oradata/<SID>/data/xxx1.dbf,xxx2.dbf,xxx3.dbf |
制御ファイル | /oradata/pfile/control01.ctl |
/opt/oracle/oradata/<SID>/pfile/control02.ctl | |
redo ログファイル | /oradata/redo/redo001.log |
/opt/oracle/oradata/<SID>/redo/redo002.log | |
システム表領域 | /oradata/<SID>/system/sysaux01.dbf |
/oradata/<SID>/system/system01.dbf | |
/oradata/<SID>/system/temp01.dbf | |
/oradata/<SID>/system/undotbs01.dbf | |
初期化パラメータ | /opt/oracle/app/product/11.2.0/dbhome_1/dbs/init<SID>.ora |
/opt/oracle/app/product/11.2.0/dbhome_1/dbs/spfile<SID>.ora |
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2.リストア
システムを稼働に上記のファイルが破損したと仮定します。その後、以下の手順でデータをリストアしました。
(*)当然バックアプ取得後に更新された内容は破棄されます。
手順は以下の通りです。
(1)Oracle データベースを停止します。
(2)上記のファイルをバックファイルよりリストアします。(OSのコピーコマンドでリストアしました)
(3)spfileを再作成します。
create spfile from pfile;
(4)データベースを起動します。