Windows 環境において、主にC / C++ 言語からAPIをコールする場合、実際には各種DLL 内に実装されたAPIがコールされ処理されます。カーネル(ntoskrnl.exe)は割り込みやスレッドのスケジューリングなどOSの基本機能を提供し、アプリケーション向けのAPIの提供はカーネルではなく各DLLが担当します。このページではAPIを提供するDLL、及びそのDLLが提供する機能の一覧を紹介します。
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KERNEL32.DLL | メモリ管理、プロセス関連、スレッド関連、ディスクI/O など多くのOS機能に関するAPIを提供。 |
GDI32.DLL | ビデオやプリンターなどグラフィック関連のAPI。 |
USER32.DLL | ユーザーインターフェース関連のAPIを提供。デスクトップ、メニュー、ウィンドウなど。 |
COMCTL32.DLL | ユーザーインターフェースのコントロール関連のAPIを提供。ファイル保存ダイアログ、チェックボックス、マルチドキュメントウィンドウなど。 |
WS2_32.DLL | TCP/IPネットワークなど Winsock 関連のAPI。 |
ADVAPI32.DLL | サービス、レジストリ、セキュリティ、イベントログなどのAPI。 |
NETAPI32.DLL | ネットワーク上のサーバ一覧表示などマイクロソフト系のネットワーク機能を提供。 |
参考まで、WinRTでは、"Windows.*.dll"、MFCでは"*.dll"、COMでは"*.dll"や"*.ocv"で提供されます。
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