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VMware ConverterでCentOS を P2V できない原因と対処 | 1%で終了など

環境:Redhat Enterprise linux 7(EL)




無料のVMware Converter でCentOS7を P2V 使用としました。同じく無料の ESX を使用しました。
なかなかうまく行かなかったので、その時の情報と解決方法を残しておきます。

[注意点]
・Converter 5系は CentOS 7に対応していませんでした。具体的にはCentOS 7 デフォルトのファイルシステムである xfs ファイルシステムの変換でエラーとなります。
Converter 6系 の Stand alone 方式でCentOS7 の P2Vは無事成功しました。


・IPに注意。
以下の3つのIPで互いに通信が可能であることが必須です。さもないと、1%くらいで失敗して停止してしまいます。

変換元のCentOS のIP
変換先の仮想マシンのヘルパーVM用のIPアドレス
Convrterが動いているPCのIP


設定はすべてIPアドレス直接で指定するとよいでしょう。ホスト名にすると、ホスト名解決の問題が発生する場合があり、面倒です。
IPアドレスで指定すれば、ヘルパーVM用のIPアドレス でDNSを設定しないでも正常に変換できました。

(*)ヘルパーVM用とは変換の受け皿となる一時的な仮想マシンです。変換元と通信してディスクの内容を受け取り仮想マシンを構築します。
変換元と通信するためのIPが必要でこれを「ヘルパーVM用のIPアドレス」を記載しました。


[その他]
・変換元にはrootで入ります。セキュリティ的によろしくないですが、一時的にrootでsshできる設定が必要のようです。

・Converter5系では手動でヘルパーVM用のNICを追加する必要がありました。これを忘れると同じく1%で終了してしまいます。
不評のためか、6系では初めからNICが追加されました。






(*)本ページは CentOS 7.2以後を想定しています。

最終更新日:2017/11/24



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