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"appears to contain a partition table" の原因と対処

環境:Redhat Enterprise linux 7(EL)




現象


ディスクをフォーマットしようとすると「パーティションテーブル情報が残っている」と警告が表示される場合があります。

・ディスク全体をフォーマット

# mkfs.xfs /dev/sdb
mkfs.xfs: /dev/sdb appears to contain a partition table (dos).
mkfs.xfs: Use the -f option to force overwrite.



・パーティションだけをフォーマット

# mkfs.xfs /dev/sdb1
mkfs.xfs: /dev/sdb1 appears to contain an existing filesystem (xfs).
mkfs.xfs: Use the -f option to force overwrite.




原因


ディスクをフォーマットしようとしていますが、以前に使用していときのパーティション情報がディスクに残存している可能性があります。(例えばDOSやxfsなどです。)


対処


-f オプションで強制的にフォーマットはできますが、パーティション情報を消す方法を紹介します。

(1)情報表示
・ディスク全体

# wipefs /dev/sdb
offset type
----------------------------------------------------------------
0x1fe dos [partition table]



・パーティションだけ

# wipefs /dev/sdb1
offset type
----------------------------------------------------------------
0x0 xfs [filesystem]
UUID: ********-****-****-****-************



(注意)*のところは環境により異なります。


(2)消去
ディスク丸ごと消去します。
対象ディスクを間違えないようにしてください。間違えたら大事なデータが消えてしまいます。


# wipefs -a /dev/sdb
/dev/sdb: 2 bytes were erased at offset 0x000001fe (dos): 55 aa
/dev/sdb: calling ioclt to re-read partition table: 成功です



(3)
以上でフォーマットコマンドが実行できるはずです。


# mkfs.xfs /dev/sdb



(注意) sdb1 のみのフォーマットは相変わらず警告が表示されるので -f で強制的に実行します。








(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 7.2以後を想定しています。

最終更新日:2017/07/17



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