kdump(セカンドコア)が稼働している状態、及びメモリなど適切に予約されている状況でカーネルパニックが発生した場合コアダンプが出力されます。
デフォルトの出力先は以下の通りです。(/etc/kdump.confで変更可能)
/var/crash
メモリの内容がファイルに出力されるため、メモリサイズを同じ大きさのファイルが生成されると思いますが実際には異なります。
4Gのメモリをダンプした結果以下の通りとなります。
# ll /var/crash/127.0.0.1-2017-06-28-00\:00\:00/
合計 146224
-rw------- 1 root root 149632480 6月 28 00:00 vmcore
結果は約149Mです。これは/etc/kdump.conf 設定ファイル内で0で埋められたページは未使用のページは出力しない設定になっているためです。
設定例:
core_collector makedumpfile --message-level 1 -d 31
[dオプション]
特定のページを除外します。-d 31 はフルコースです。
1 ゼロページ
2 キャッシュページ
4 キャッシュプライベート
8 ユーザーページ
16 フリーページ
[cオプション]
vmcoreを圧縮するには -c オプションを追加しますが、環境によってはハングしたり(原因不明)恐ろしく長い時間を要するのでディスク容量に余裕があるなら
-c オプションは付けない方がよいでしょう。
参考
-d オプションを付けずにフルで出力すると、はやり実メモリサイズ4Gとほぼ同じサイズのメモリダンプが生成されました。
# ll /var/crash/127.0.0.1-2017-06-28-00\:00\:00/
合計 4053016
-rw------- 1 root root 4150189392 6月 28 00:00 vmcore
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 7.2以後を想定しています。最終更新日:2017/07/17
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