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no server suitable for synchronization found が ntpdateで表示される
環境:Redhat Enterprise linux 7(EL)
ntpdate は強制的に NTPサーバと時刻を合わせるコマンドです。便利なコマンドですが何らかの原因で同期に失敗する場合があります。その場合の対処に関して記載します。
ntpdate で以下のエラーで失敗されます。
no server suitable for synchronization found
ntpdate -d オプションで詳細を表示すると以下のエラーが出力されています。
Server dropped: no data
Server dropped: no data
[原因1]
サーバに接続できないのが主な原因です。
[対処1]
以下を確認してください。
・IPアドレスの確認
・互いのFirewalld / iptablesの確認
・ネットワーク途中のルータやFirewall機器の確認
Server dropped: strata too high
Server dropped: strata too high
[原因2]
同期しようとしているサーバのstrataが低いのが主な原因です。
(*)strata=「上位NTPサーバーの階層」最低は16であり、16へのサーバは同期しない。
[対処2]
NTPサーバの信頼性を上げてください。NTPサーバも上位サーバと同期させます。
(*)裏技的に以下の設定でstrataを変更することが可能だが正しいやりかたとは言えなでしょう。
(1)
/etc/ntp.conf に以下を追加
server 127.127.1.0 iburst minpoll 4
fudge 127.127.1.0 stratum 8
(*)127.127.1.0は自分自身でNTPを合わせるというNTP独自の表記。
(2)
ntpq -p で st=8であることを確認。
[追記]
ntpdate は以下オプションあります。
-b : step モード(すぐに合わせる)
-B : slewモード(すぐに合わせず少しずつ合わせる)
ただし -d (詳細表示)と -b を同時に使用したら時刻が同期されませんでした。バグか仕様のどちらかでしょう。
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 7.2以後を想定しています。
最終更新日:2017/11/22
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