[ホーム] - [Redhat Linux 7 FAQ 一覧] - ["ftp: connect to address ::1接続を拒否されました" の原因と対処]



"ftp: connect to address ::1接続を拒否されました" の原因と対処

環境:Redhat Enterprise linux 7(EL)




現象


RHEL 7 と vsftpd で構成されたサーバに接続しようとしたところ、以下のエラーが発生する場合があります。


# ftp localhost
Trying ::1...
ftp: connect to address ::1接続を拒否されました
Trying 127.0.0.1...
ftp: connect: 接続を拒否されました



原因


主に以下のような原因が考えられます。

(1)vsftpが起動していない
単にサーバ側でサービスが起動していないことが考えられます。以下コマンドで実行してみます。

#systemctl start vsftpd.service



(2)firewalldでガードされている

以下でfirewalld のゾーンをすべて表示します。vsftp の通信が許可されているか確認してみます。

#firewall-cmd --list-all-zones
#firewall-cmd --permanent --list-rich-rules



(3)ブラックリスト、ホワイトリストで設定、拒否されている
vsftpd ではブラックリスト、ホワイトリストの設定が可能です。この機能により ftp ユーザがブロックされている可能性があります。
(追加で"530 Permission denied".と表示されます。)

【ファイル名】
/etc/vsftpd/vsftpd.conf

【設定内容】
userlist_enable=YES
userlist_deny=NO #YESはブラックリスト、NOはホワイトリスト


【ファイル名】
/etc/vsftpd/user_list

【設定内容】
user001
user002

(*)ftpアクセス可能なユーザを追加していく。



(4)パスワード誤り
単純なパスワード誤りの可能性があります。パスワードを再度確認します。





(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 7.2以後を想定しています。

最終更新日:2017/07/15



[ホーム] - [ Redhat Linux 7 FAQ 一覧]


本サイト内掲載されている情報は、著作権法により保護されています。いかなる場合でも権利者の許可なくコピー、配布することはできません。 このページはリンクフリーです。(このページへの直接リンクも可能です。) Copyright(c) tooljp.com 2007-2018