このページでは cron の書式に関して説明します。スケジュールは /etc/crontab ファイル内や、/etc/cron.d/ 以下のフォルダに新規にファイルを作成し記述します。
以下は sysstat のスケジュール定義です。(/etc/cron.d/sysstat) 10分ごとに性能の統計を取得し、毎日23時53分に性能のサマリーを作成します。
# Run system activity accounting tool every 10 minutes */10 * * * * root /usr/lib64/sa/sa1 -S DISK 1 1 # 0 * * * * root /usr/lib64/sa/sa1 -S DISK 600 6 & # Generate a daily summary of process accounting at 23:53 53 23 * * * root /usr/lib64/sa/sa2 -A |
これらの書式についてこのページで説明します。
(1)スケジュール設定
以下の順番でスケジュールを設定します。
書式:分 時 日 月 曜日 <コマンド>
(* はすべてをあらわします。)
それぞれ、以下を指定します。
書式 | 記述方法 |
分 | 0〜59 |
時 | 0〜23 |
日 | 1〜31 |
月 | 1〜12 |
曜日 | 0〜7 (0 及び 7は日曜日) あるいはSun, Mon, Tue, Wed, Thu, Fri, Sat(日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日) |
コマンド | 実行するシェルを指定します |
数字の部分に関しては、以下のような記載が可能です。
記載方法 | 記載例 | 例の値 |
範囲 | 1-5 | 1〜5まで |
リスト | 1,2,5 | 1と2と5 |
範囲とリスト | 1-5,13,51 | 1,2,3,4,5,13,51 |
間隔 | 1-30/3 | 1,4,7,10,13,16,19,22,25,28 (間隔:3) |
*/10 (分で指定) | 10分ごとに実行 |
例:
以下では 15分ごとに /root/test.sh が実行されます。
15 * * * * /root/test.sh
(2)実行結果のメール送信
MAILTO = <ユーザ名>
実行結果を指定したユーザにメール送信します。MAILTO="" と設定した場合はメール送付は行われません。
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