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日付 | 2007/11/15 |
環境 | Redhat Enterprise linux 4 以降 |
1.比較
ハードリンク・シンボリックリンクの違いは以下の通りです。
説明 | ディレクトリ へのリンク |
ファイルシステム をまたがるリンク |
ファイルの削除 | |
ハードリンク | 同じiノード情報を共有する。どのファイルも対等で参照という概念がない。リンク数を保持し、リンクが0になると削除される。 | × | × | × |
シンボリックリンク | リンク先のファイルの情報を持つ。リンク元/リンク先の関係がある。 | ○ | ○ | ○ |
2.リンクの実行
(1)ハードリンク
以下の例ではtest1.txtというファイルへのハードリンクでtest2.txtを作成しています。iノード情報を見ると、二つのファイルが同じiノードを参照していることが分かります。
[root@testlinux test]# ln test1.txt test2.txt [root@testlinux test]# ls -i -l 合計 16 195279 -rw-r--r-- 2 root root 6 11月 15 16:57 test1.txt 195279 -rw-r--r-- 2 root root 6 11月 15 16:57 test2.txt |
(2)シンボリックリンク
以下の例ではtest1.txtというファイルへシンボリックリンクとしてtest.2txtを作成しています。ls -lを実行するとファイルの種別に「l」が付いていることが分かります。
[root@testlinux test]#ln -s test1.txt ./test2.txt [root@testlinux test]# ls -l test2.txt lrwxrwxrwx 1 root root 9 11月 15 16:57 test2.txt -> test1.txt |