【回答】
tar と cpio は基本的にアーカイブ機能を提供する点では同じですが、多少の違いがあります。
■tar
・アーカイブの先頭に管理情報をまとめて記録する。よって先頭が破損するとすべてのファイルが復元不可能となる。
・取得するファイル/サブディレクトリを選択することは出来ない。
■cpio
・アーカイブの中でファイルごとに管理情報を記録する。よってアーカイブの一部が破損しても部分的な被害で済む可能性がある。
・パイプを使用して取得するファイル/ディレクトリを指定することが可能。findを使用して取得するファイル/ディレクトリを指定するのが一般的。
・Fedora 3以後ではinitrd (初期RAMDisk) の作成で使用されている。
・rpmの管理情報部分以外はcpioフォーマットでアーカイブされている。rpmはrpm2cpioで展開が可能である。
rpm2cpio xxxxxxxx.rpm |cpio -ivd
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 4以後を想定しています。
最終更新日:2012/03/04
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