【回答】
一般的にはRHELでは以下のファイルシステムを利用します。
データベースサーバ→ RAW ファイルシステム (ocfs,asmなど)
その他→ext3(RHEL5) 、 ext4(RHEL6)
データベースで一般的に RAW ファイルシステムが使用されるのは以下の理由によります。
【理由1】
ext3やext4ではVFS (Virtual File System)や ブロックデバイスでファイルがキャッシュされます。
しかしデータベースは独自のキャッシュシステムを保有するため、OSのキャッシュと2重のキャッシュとなります。ゆえに性能やチューニングに問題が発生するため、キャッシュ機能がないRAW デバイスを選択します。
【理由2】
もしext3やext4などキャッシュを保有するファイルシステムを使用する場合、データベースでコミット(commit)してもOSのキャッシュに保存されファイルに反映されない可能性があります。
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 6以後を想定しています。
最終更新日:2012/12/22
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