【回答】
Linuxのカーネルパラメータとは、文字通りLinux カーネルでチューニング可能なパラメータです。原則は変更する必要がありませんが、特殊な用途に使用するサーバやセキュリティ強化のために変更する場合もあります。
以下ではカーネルパラメータ値の一つである "sysrq"を例として説明します。
1.カーネルパラメータを確認する
【方法1】
# cat /proc/sys/kernel/sysrq
0
【方法2】
# grep sysrq /etc/sysctl.conf
kernel.sysrq = 0
2.カーネルパラメータを変更する(一時的)
【方法1】
# echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq
# cat /proc/sys/kernel/sysrq
1
(*)この変更方法では OS を再起動した場合値が元に戻ります。一時的に変更したい場合にこの方法を使用してください。
あるいは
#sysctl -w kernel.sysrq=1
#cat /proc/sys/kernel/sysrq
1
(*)この変更方法では OS を再起動した場合値が元に戻ります。一時的に変更したい場合にこの方法を使用してください。
3.カーネルパラメータを変更する(恒久的)
カーネルパラメータを恒久的(OSリブートしても元に戻らない)に変更するには /etc/sysctl.conf ファイルを修正します。
vi コマンドなどで /etc/sysctl.conf の
kernel.sysrq = 0
を
kernel.sysrq = 1
に変更します。この変更を即座に反映させるには
sysctl -p
を実行します。ただし今後は OS 起動ごとに自動的に反映されます。
(/etc/rc.sysinit で自動的に反映される)
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 6以後を想定しています。
最終更新日:2013/01/13
[Redhat Enterprise linux 6(EL) FAQ トップへ]
[FAQ CENTER トップ]