【回答】
Redhat Linux 環境における LTO 操作のコマンドに関して説明します。
まずLTOの基本に関して説明します。
・先頭から順番に書き込まれる。追加で書き込むときは、ヘッダの位置から追加で書き込むためヘッダが適切な場所にあることの確認が必要。エクスプローラなどと違い、警告なしに上書きされるため、注意が必要。
・読み込みは原則先頭からの位置で行う
構成は以下の通りです。
BOT (Begining of tape)
EOF
EOF
EOF
EOF/EOD(End of Data)
(*)BOTはテープメディアの先頭を表します。ファイルごとにEOFで区切られます。最後はEOF/EOD が記録されます。
・デバイスファイルは2通りあります。
/dev/st0・・・・・書き込みごとに巻き戻し
/dev/nst0・・・・・書き込んでも巻き戻されない
(1)巻き戻すコマンド
mt -f /dev/nst0 rewind
(2)現在の状態を表示するコマンド
mt -f /dev/nst0 status
BOT・・・テープの初め
File Number・・・何番目にヘッダが位置しているかの状態。BOTの場合は0となる。
(3)テープを一つ進めるコマンド
mt -f /dev/nst0 fsf 1
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 6以後を想定しています。
最終更新日:2017/04/01
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