【回答】
1.tmpwatchの機能
tmpwatch という機能があります。tmp フォルダでしばらく使用されていないファイルを自動的に削除する機能です。多分 tmp に不要なファイルが溜まってディスク容量を圧迫することを回避するためと思われます。しかし tmp フォルダとはいえ必要なファイルがある場合、自動的に削除されるとトラブルの原因となります。(これはバグ、不具合ではありません。仕様です。)
2.ファイルが削除される原因
tmpwatch がファイルを削除する条件は以下の通りです。
【条件1】crond により tmpwatch が定期的に動作している。
【条件2】
・/tmp に10日 (240時間) アクセスしていない(atimeが更新されていない)ファイルかディレクトリがある。
・/var/tmp に30日 (720時間) アクセスしていない(atimeが更新されていない)ファイルかディレクトリがある。
3.ファイル削除回避の方法
以下のどちらかの回避方法があります。
(1)
/etc/cron.daily/tmpwatch を修正しファイルの削除機能を削除する。
(2)
/etc/cron.daily/tmpwatch を修正し、削除していはいけないファイルに対して毎回 touch -c コマンドを実行し、その後削除処理を実行するよう修正する。
(*)touch -c を実行すると、ファイルを修正することなく atime のみ更新します。
(*)本ページは Redhat Enterprise Linux 6以後を想定しています。
最終更新日:2013/01/23
[Redhat Enterprise linux 6(EL) FAQ トップへ]
[FAQ CENTER トップ]