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[Windows 11 FAQ 一覧] - [Outlookの pst が"ファイルアクセスが拒否されました"で失敗する場合の対処]
【目次】
ファイルアクセスを拒否されました。(ファイル名)にアクセスするための十分なアクセス権がありません。
ファイルに「読み取り属性」は設定されていません。
ファイルのアクセス権を確認しても、自分のアカウントに「フルアクセス権」が付けられています。よって問題ありません。
pst が読み込めない場合の対処
(1)読み込み専用属性
まずファイル属性で読み取り専用のフラグがチェックされていないか確認します。もし読み取り専用の場合はフラグをオフにしてから試します。
(2)修復ツール(scanpst.exe)
標準の受信トレイ修復ツールで修復を試みます。
受信トレイ修復ツールは次のような場所に存在します。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\SCANPST.EXE
Outlookなど終了してから実行する必要があるようです。
私の環境ではこのツールを実行したところ、破損が発見されました。次のエラーが出力されました。
スキャンされたファイル
(PST名)
このファイルにエラーが見つかりました。エラーを修復するには[修復]をクリックしてください。
このファイルで見つかったフォルダ:***
このファイルで見つかったファイル:*****
修復する前にスキャンしたファイルのバックアップを作成
必ずバックアップのチェックをオンにしてから進めてください。修復にはかなりの時間がかかります。
また修復によって破損されたメールなどは削除される点に十分注意してください。
[修復が完了しました]と表示されたら成功です。
しかしこれでも pst ファイルを読み込むことはできませんでした。引き続く調査を続行しています。
おまけ：
Outlook2010でのパスワード変更
もしpst ファイルがOutlook2010などかなり古いOutlookで作成された場合は、パスワードでpst がロックされている可能性があります。
もしOutlook2010を未だにお持ちなら次の手順で変更してから試すのも一つの解決方法かもしれません。
PSTファイル（メールのデータフォルダ）はメールをローカルに保管するためのファイルです。
PSTファイルごとに（中のメールデータを読むための）パスワードを設定することができます。これはWindowsログオンのパスワードは全く別物です。
OutlookでPSTファイルを参照するたびにパスワードの入力を要求されますが、このパスワードをOutlookに記憶させることは可能です。
おそらくこのパスワードは簡単に解析されるため、ファイルそのものの保管には十分に気を付けてください。
（PSTにパスワードをかけても、PSTファイルそのものが盗まれたら、解析ツールによりパスワードは簡単に解析されてしまいます。）
以下 Outlook 2010の場合のパスワード変更手順です。
(1)コントロールパネルを開きます。
(2)「メール」を選択します。
(3)[データファイル]をクリックします。
(4)パスワードを変更したいPSTファイルをダブルクリックします。
(5)[パスワードの変更]をクリックします。
(6)「使用中のパスワード」には現在のパスワードを入力します。
(7)「新しいパスワード」「パスワードの確認」には新しいパスワードを入力します。
パスワードを保存する場合は「パスワードをパスワード一覧に保存」をチェックします。
(*)このチェックをオフにした場合、Outlook 2010でメールを見るたびにパスワードの入力を要求されます。このパスワードはWindowsログオンのパスワードとは
全くの別物です。
[OK]をクリックします。
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